ギャンブラー
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い金稼ぎの片棒を担がせるなんて、大いなる意思への侮辱も甚だしいのね!」
カードに化けていたエコーたちは澄んだ声で鳴きながらシルフィードに近づき纏わりついた。
「こんなかわいいエコーたちの子供を利用して、大人のエコーに言うこと聞かすなんて!お前見たいなのは、このシルフィードがじきじきに成敗してやるのね!」
シルフィードがそういって飛びかかろうとしたとき、その後ろにいた客たちがギルモアに飛び掛った。
しかしそんな連中の前にトマもといトーマスが立ちふさがる。そして袖から剣を抜き放ち。
「ギルモアさまには手出しはさせん」
そしてトーマスの実力を知ってる客たちが止まった瞬間、袖から何かを取り出し口で先端を引きちぎると激しい煙が巻き起こり、客はパニックに陥り煙が晴れた時、トーマスとギルモアの姿は消えていた。
そして抜け道にて俺たちはギルモアたちの前に立ちふさがる。
「貴方さまは、もしや政府のお役人ですか?」
などと地面に頭をすりつけ我らは義賊だの貧しい人たちのためにやっていたとギルモアが言うが。シルフィードがエコーからすべて聞いたといったとたん、ポケットから小型拳銃を取り出し立ち上がって。
「当たり前だ!誰が貯めた金を配るような、まねをすると思っている!トマ!こいつらをやってしまえ!」
トーマスは切なげな表情を浮かべた後、ギルモアを守るように、前に出た。
「トーマス」
タバサは言うがトーマスは首を振る。
うすうす分かっていたとでも、ギルモアは恩人だと、タバサに王政府の人間か聞いたあと、なぜ王政府にタバサが協力しているか分からないと言い、シャルロットお嬢様、どうして?と言ってもタバサは私はもうシャルロットじゃないというだけだった。
トーマスが戦闘準備をし、タバサに最終警告する。だがタバサは黙ったまま。
そして戦闘は始まった。
トーマスはナイフを投げタバサは魔法でそれを防ぎ、先ほどのナイフは囮でトーマスは煙幕弾を使い視界を奪う。
メイジは視界確保を普通先に行うのだが、タバサはトーマスの真正面に現れ、トーマスが反応するより速く杖でみぞおちを突く。そして勝負は決まった。
トーマスが地面に崩れ落ち、タバサは悲しそうに目を瞑る。
俺とシルフィードはギルモアからすばやく銃を奪い、無力化していた。
その後、ギルモアの金が貯めてある貸金庫の鍵を取り上げ、魔法でトーマスとギルモアを眠らせ、町外れにある宿屋に預け、任務は終了した。別に犯人捕縛しろなんて言われてないしな。
そして俺たちはシルフィードに乗りながら学院へ帰った。
タバサ SIDE
今回は盲点だった。人間には先住魔法は仕えないと先入観を持ち、先住魔法を使う生き物を利用するなどの方
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