ギャンブラー
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舞踏会にて
俺はタバサと踊ってる最中、窓の外に灰色の伝書フクロウが飛んでるのが見えた。
「タバサ、どうやら依頼が来たようだ」
俺が小声で伝え、一瞬窓を見ると、タバサは窓を見て少し嫌そうな顔を一瞬した後すぐにコクリと頷く。
俺たちは不自然さが無いように緩やかにすばやくダンスを終わらせ、フクロウの近くにより、フクロウから書簡を取り上げた。異変に気がついたシルフィードこちらにやってきたと合流しバルコニーに行って、シルフィードは竜に戻り、俺たちを乗せて飛んだ。
そしてプチ・トロワにて
タバサを見たイザベラはにやりと笑みを浮かべ、タバサの衣装について話すがタバサは黙って、命令を待つ、その様子にイザベラは物憂げに書簡を放ってよこす。
それを受け取って小さく一礼をして出ようとするタバサをイザベラは止め、タバサの衣装は盗んできたんじゃないか?と聞くとタバサは母様のお下がりと言うとイザベラは少し怯みすぐ取り繕って、今回の任務の予行練習でもしようじゃないかとコインを取り出し、これで表裏当てたら金貨百枚、負けたら服をもらうと言い始めたが。
タバサは首を振り、その様子を見てほっとしたような顔でイザベラは笑い、タバサを臆病で能無しだの騎士の任務が務まるかだの言って笑っていたがタバサの目を見て、少し黙り任務の説明を始めた。
今回の任務はベクトールという街に賭博場ができ貴族から金を巻き上げているという、色々合っておおっぴらに取り締まれないから、タバサが賭博場を潰せということらしい
そして軍資金をもらい、タバサは賭博場にてド・サリヴァン伯爵家の次女、マルグリットと名乗るように言われた。
そしてベルクートの街にて
白いお仕着せを着て革靴を履いたシルフィード、青い乗馬服に膝丈のブーツそして大きなシルクハットという貴族の間で流行ってるらしい男装姿のタバサ。
そして俺はシンプルな執事服を着ている。
「お姉さま、今日はとってもかわいい!お兄さまもいつもと違う雰囲気、でもかっこいい!なんだかシルフィも嬉しい!きゅい!」
楽しげにきゅいきゅい言うシルフィード。
「ありがとう、シルフィード」
そう会話しながら歩いていく。
「で、今度の任務はなんなの?街中でこんな格好するってことは、荒っぽい任務じゃないみたいね。きゅい」
タバサは無言なので代わりに説明する。
「そうだな……、今回の任務は頭脳戦になる。いつもの戦いとは違う戦いになるな、だが荒っぽいことが必ずおきないとは限らない任務だ」
「きゅい?そうなのね。頭脳戦ならこの古代種のシルフィに任せるのね!きゅい!」
そこでタバサに杖で叩かれる。
「痛いのね」
そういうやり取りをしながら一軒の宝石店につく。
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