暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0610話
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が掛けられる。

「そこまで警戒しなくてもいいだろうに」
「残念だけど、私達の勢力は小さいの。警戒してしすぎる事はないのよ」

 小屋の中を案内するように進みながら香凛は冷静にそう告げてくる。
 自分達の勢力がどの程度のものなのかをきちんと理解しているのは、さすがに星刻の副官的立場といったところか。

「アクセル、そっちも成功だったらしいな」

 通路の先、この小屋の居間とでも表現出来る場所へと到着すると、そこで待っていたのはビールを飲んでいる洪古の姿だった。
 既に酔っ払っているのか、その口調は以前のように丁寧な口調ではなく友人に対するようなものになっている。
 ……いや、死者0で作戦が成功したんだし、飲むなとは言わないが。中華連邦でビールってのはどうなんだよ。普通は老酒とかそんなんじゃないのか? そう思うのは、俺の知識が偏っている為だろうか。
 まぁ、どのみち俺はアルコールを飲むのはレモン達に厳禁とさせられているんだが。

「まあな。目標はきちんと処分した。……にしても、アルコールを飲んでいるような暇はあるのか?」
「そう言うな。これも今回の襲撃で手に入れた物資だからな。あの基地指令め、極上物の嗜好品をこれでもかと溜め込んでやがった。……それよりも、ご馳走はどうしたご馳走は」

 洪古に急かされるようにして、溜息と共に空間倉庫の中からピザを取り出すのだった。
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