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蒼の使い魔は悪魔で召喚魔剣士
報告と舞踏会
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れは忘れてた」

がくっとなる二人。

「まあ、これから話してくれるんじゃろ?おぬしが何者か」

「ああ、まず俺の種族を話そう」

「種族?おぬし人間ではないのか?」

オスマンは目を細くする。

「俺は人間ではない。悪魔だ」

一応証拠のために翼をだす。

「「「!?」」」

「アルさんって悪魔だったんですか!?」

サイトがびっくりして叫ぶ。
オスマンは即座に杖をこちらに向けようとするがコルベール先生が止める。

「待ってください!オールド・オスマン!彼は危険人物ではないと思います!」

オスマンはとりあえず杖を収めた。

「コルベール君それはどういうことじゃ」

「実は私は彼に実験の協力をしてもらったりしてるのです」

「初耳じゃな」

「私的なものですし、そこで彼に魔法を見せてもらったりしますが、もし彼が危険人物だとしたら、召喚された時にこの学院を一瞬で消し炭にしてます。でも彼はそれをせず、ミス・タバサと契約しました」

「この学院を消し炭にじゃと……彼にそれほどの力が」

「フーケの話を聞いたでしょう。地響きがするほどの雷を落としたとか」

「ふむ、確かにそれほどの力を持ってそうじゃの。では、おぬしはなぜそれほどの力を持ちつつ、ミス・タバサと契約したのじゃ?」

俺のほうを向きオスマンは尋ねる。

「単純にタバサが気に入ったからさ」

「……気に入らなかったらどうしてたんじゃ」

「そうだな……なんの対価も払わず召喚したことに対してそれ相応の攻撃等をしていただろうな」

「……」

「後、一応言っておくが、俺は元人間だったからな」

「どういうことじゃ?」

そこでタバサにも話したことを話す。

「そうじゃったのか」

「素直に信じるんだな。俺は悪魔だぞ?」

「ここでわざわざ嘘をつき元人間だなんて言う位なら最初から自分が悪魔であることを言わんて」

「それもそうだな」

「それで、まだ話はあるのかの?」

「俺の魔法も一応見せよう」

そう言って俺はタバサに見せたように魔法を使う。

「先住魔法!?」

「俺の元いた世界の魔法だ。召喚獣の方は決闘のときに見てただろう?」

「やはり、ばれておったか。異界の幻獣を召喚する術のようじゃな」

「幻獣以外のものも呼び出せるがな」

「ところでその術で彼を元の世界に帰せんかの?」

オスマンがサイトを見る。サイトがハッとしたようにこちらを見る。

「アルさん!」

「残念だが、この術は俺が召喚したものしか還せない」

それを聞き落ち込むサイト。

「そう落ち込むな。呼び出す術があるなら、帰す術もある。呼び出す術も帰す術も同じ異界に
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