ブルームとウィード
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無月零は学校の校門前にいた。
今日は始業式、そんな事を考え眠ろうとすると中々寝付けず
結局、眠れなかった。
国立魔法大学附属高校
通称、魔法科高校
そんな学校に入学を許された事自体
魔法の才能を認められたエリートである。
そうエリートのはずだ。
だが、高校には入学を許されてから優等生と劣等生が存在する。
劣等生、別に何かが劣っている訳でも勉強が出来ない訳でもない。
たがたんに魔法が上手い物と下手な物を分けたのだ。
優等生と劣等生に
それにより優等生は劣等生を見下し自分達が才能の有るエリートと勘違いをしている。
確かにこの学校に入学を許された事自体、エリートと言える。
だが、それは間違いだ。
物は考えよう、魔法は出来ても勉強は出来ない。
それは人それぞれと考えても劣等生は優等生に勝つ事も有り得る話だ。
無月零は考える。
本当のエリートは勉強、スポーツ、魔法
これらを完璧に使いこなし、人を平等に見る。
それが無月零が目指す、完璧な優等生
だが、無月零は自分の着ている学校の制服のブレザーを見、そして触る。
「やはり俺は劣等生なのか、」
どうしようも無い運命、これは、これだけは、この事実だけは変えられない。
変えたくても変えれない。神が決めたルール、運命の悪戯とも言えよう。
何時も思う。
神が俺を選んだ、これは仕方のない事なんだ。
無月零は重たい足を動かし前に進む。
今更、考えても仕方のない事、それをどう受け取るかは自分次第
そう考えれば少しは楽になる。
「ここが魔法科高校か、」
そこには高校と言うより大学の様な
と言っても普通の大学よりも断然綺麗、そして大きいそんな高校が広がっていた。
「、、、、、、」
「、、、、、、、、、、、、、、、」
どこからか声が聞こえる。
一人は男の声、片方は女性の声、何やら話をしているのか或いははたまたもめているのか?
無月零はその声がする方にゆっくりと何時も通りに歩いて行く。
そこには声の通り男と女性が居た。どうやら話は終わったのか二人は何やら変なムードになっている。
見たところ兄弟には見えない、恋人という線の強いだろう。
そして女性の方は何処かに走って消えて行った。
「ブルームか、」
ブルーム、第一高校における1科生と2か科生の格差を表す
簡単に言うと差別用語だ。
だが、この言葉は大抵優等生が劣等生に放つ暴言だ。
ウィードの癖に生意気な!
こんな感じにウィードがブルームにとって面白くない事をしている時、言う言葉
あの走って消えて行った女性の着ていた学生服
それには優等生の証でもある第一高校のエンブレムが付いていた。
要するにあの女性は優等生、ブルーム
だが、少
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