第21話
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ら第三期か。楽しみだ」
「悠斗はあのアニメを良く、見ているの?」
「ああ。毎週必ず見てるな。仮にも、原案を制作した身だからな」
「へぇ。悠斗は相変わらず多才なんだね。この後はどうするの?」
悠斗が多才なのは、今に始まった事じゃないから別に驚くような事でもない。こう見えて悠斗は、かなりの特許を取得しているしね。私の問に悠斗は悩みながら、綿棒が入ったケースから綿棒を取り出した。私は悠斗から綿棒を取って、両手で悠斗の頭を掴んで優しく膝の上に乗せる。 悠斗は素直に私の膝に頭を乗せてくれた。私は綿棒を持って、悠斗の耳掃除を始める。
「う〜ん。どうしようかな?なごみには予定は有るの?」
「何も無いね。掃除に洗濯はもう終わってるから、特にやることは無いかな。悠斗反対側」
悠斗の耳を綿棒で綺麗にする。左側が終わったので、悠斗に反対側になるように指示を出すと悠斗が反対を向いてくれる。新しい綿棒をケースから取り出して、右耳を掃除する。悠斗の耳掃除が終わったので、悠斗の青色の髪を優しく撫でる。サラサラしていて肌触りがとても気持ちが良い。
「悠斗の髪は柔らかいね」
「そうか?俺はなごみの髪は好きだけどな」
悠斗が右手を動かして、私の髪を撫でてくれる。 私も悠斗の髪を撫でる。
(悠斗に誉められた。やっぱり、嬉しいな)
それから暫くの間、悠斗と私はのんびりと髪を触っているのだった。
なごみsideout
悠斗side
午前中はなごみと家でのんびりと過ごしていたが、流石に若い二人か一日中家に引きこもるのもあれなので、二人で駅前に買い物に来ている。お互いの服装は似たり寄ったりな服装だ。俺が黒色のパーカーの下に長袖のTシャツを着て、ジーンズにスニーカーの格好だ。 なごみは革ジャンにTシャツでへそ出しスタイルで、ジーンズを履いている。ジーンズは大きめのベルトがワンポイントになっている。靴はロングブーツを履いている。
因みに、何故かなごみと腕を組んで歩いている。まあ、迷子にならない様にするには良いけどな。 さっきから、いろんな人の視線が俺達に集中しているが、何か変だっただろうか?
「見てみて!あの二人」
「凄くお似合いのカップルだね!」
「いいな〜。私もあんな格好いい彼氏が欲しい!」
「貴女じゃ無理よ。諦めなさい」
「おい!ガクト!あの姉ちゃん美人だよな!」
「おお!って、彼氏ずれじゃんかよ!クッソ!なんであんな優男にあんな美人な彼女がいるんだよ!」
「ヨンパチにガクト!二人とも止めなよ!ヨンパチは写真は勝手に撮るのは迷惑だよ!」
周りが少々煩い気がするが、人が行き交う駅前なら普通か。そんな事を考えていると、なごみが話しかけて
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