第21話
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なるのは良いことなんだが。ふと、壁に掛けてある時計を見る。
(あ!時間がそろそろヤバイな!そろそろ風呂を上がらないと、朝食の時間とアクアビットマンの最終回が被ってしまう!)
今日のアクアビットマンは、第二期の最終回で1時間のスペシャル番だ。見逃す訳にはいかない。 俺は湯船から出て、脱衣場に向かい急いで服を着るのであった。
悠斗sideout
なごみside
悠斗と二人っきりの新婚生活は、今日で1週間が経つ。私は朝食で使用した食器を拭いてかたずけ終えた。二人分だから然程の量では無い。私は赤色で花の刺繍が入ったエプロンを外して、椅子に掛ける。リビングのドアを開けて中に入ると、悠斗がソファーに座ってコーヒーを飲みながら、テレビを見ていた。
私は悠斗の隣に座る。悠斗がテーブルに備え付けてある、私のコーヒーカップを取って、コーヒーを淹れてくれた。
「ほら。コーヒーだ」
「ありがとう悠斗」
私は笑顔で悠斗からコーヒーカップを受けとる。悠斗も笑みを返してくれた。悠斗が淹れてくれたコーヒーを飲みながら、テレビを見る。若い頼りなさそうな青年が話をしていた。
『企業戦士アクアビットマンの、アクアビットマン通信も今日で最後です。司会は何時もの様に、プロデューサーからダメ出しをくらう俺こと、ダン・モロです』
自虐ネタを言いながら、若い頼りなさそうな青年が話を続ける。
『今日で最終回でした、企業戦士アクアビットマンですが、な、なな、なんと!来週から第三期が始まります!・・・・え?俺以外全員知ってるだって!!?マジで!?』
早速プロデューサーからダメ出しを受けている
他の声優もクスクスと笑っている。それから暫くは笑われながら話が進んでゆく。
『・・・・もう!酷くね!ついでに第2段の映画の最新映像も公開してやるぜ!・・・・え?俺だけ、後で社長室に行くんですか!?』
頼りなさそうな青年が驚きの表情に変った瞬間映像が切り替わった。
『企業戦士アクアビットマン! ブレイク・ザ・ワールドpartU ORCAの夢』
青色の装甲と丸みを帯びたヘンテコなヒーローが、宇宙に向かう為に博士らしき人物と話をしているシーンが映し出された。更に映像が変わる。
『コジマ博士に宇宙でも戦えるように改造された企業戦士アクアビット達と、同じく宇宙を夢見たORCA旅団のメンバーと、リンクス(山猫)達が次元連結システムにより違う世界にワープする事になった。彼等がワープした場所が悪く、なんと最初から戦闘に巻き込まれてしまった。企業戦士アクアビット達は、大型の飛行戦艦を護るため徹底的に敵を全滅させて行く』
映像が切り替わり、今度は戦闘機と戦艦?とヘンテコなヒーロー達が共に宇宙で戦う映像に変
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