第20話
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者なんですか?初めて会いましたが、最初は単なる優男に見えましたが」
「そう。あなた達はそう感じたのね。まあ、良いわ。簡単に説明するわよ。不動悠斗。彼は九鬼家侍従隊所属序列4位の執事よ。九鬼揚羽様専属執事でもあるわ。今は、諸事情有って専属を一時的に離れているわ」
「序列4位ですか!?ヒュームさんに近いレベルですよ!?」
「あらあら」
「なに!?クソ!やはり、あの時俺の体の中に居る暗黒竜を解き放たなくて良かった!」
与一が相変わらず意味の分からない事を言っているが、この際無視しよう。女医さんは、タバコの灰を灰皿に落として一通り説明してくれた。今は最後の説明を受けている。
「てな訳よ。あなた達の訓練の教官も担当するらしいわよ。彼の下で確りしごかれなさい。じゃあ、説明は終わりだから帰りなさい」
「はい。ありがとうございました。失礼しました」
「失礼しました」
「・・・失礼しました」
義経達は医務室から出て長い廊下を3人で歩く。女医さんからの説明は、非情に有意義なものだった。
(不動悠斗殿か。優男だと思ったが、どうやら全く違うようだ。それに、あの笑顔を思い浮かべと、何故か胸の奥が暖かくなるのは何故だ?)
彼の笑顔を思い浮かべる。最初に挨拶を交わしたときに胸の奥が熱くなった。今も、何故か胸の奥が熱くなる。
(何故だろう?理由が分からないが、嫌な感じではない気がする)
義経は考えながら他の二人を見ると、弁慶は何時ものように川神水を飲みながら歩いている。与一は暗黒竜がどうした等と言っていた。
それから義経達は宿舎に向かって歩くのだったが、義経の悶々とした悩みは晴れる事は無かった。
源義経sideout
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