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真剣恋にチート転生者あらわる!?
第20話
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ていきますか」

「そうだな。悠斗。着いてこい」

俺と悠斗は鍛練場を後にし、3人を担いで医務室に向かうのだった。




ヒューム・ヘルシングsideout



源義経side



瞳を開くと清潔感に溢れる白い天井が目に入ってきた。体を起こし辺りを見渡すとベットに横になっていた事に気が付いた。義経は弁慶、与一と共に訓練で教官を倒した後、ヒュームさんが連れてきた不動悠斗殿と手合わせをしたのは覚えている。悠斗殿は義経達に真剣で挑んで来いと言った。 義経、弁慶、与一の3人で悠斗殿と戦ったが、義経の刀の一撃は悠斗殿の右指1本で止められてしまった。

(義経は負けたのだな。圧倒的な力だった。義経の武は悠斗殿に通用しなかった。それどころか、一撃で気を失ってしまった)

悠斗殿は義経を一撃で気絶させたのだ。おそらく、弁慶や与一も頑張っただろうが、悠斗殿の相手にはならなかっただろう。腕を組んでベットの上で悩んでいると、カーテンが開け放たれた。
カーテンを開けたのは医務室の常勤医の女医さんだった。

「あ、気がついた?貴女、随分と長い時間気を失っていたのよ」

「ど、どれくらいですか!?」

「んー、ザッと1時間位よ。まあ、不動悠斗さんの一撃をもろに食らって、1時間なら早い方よ」

「あのお方はいったい何者なんですか!?」

「そうね。纏めて説明してあげるから、此方に来なさい」

そう言って女医さんは奧に向かった。義経はベットから出て靴を履いてカーテンを開けて外に出る。女医の先生が椅子に座っていた。その正面には弁慶と与一が座っていた。

「弁慶!与一!二人とも無事だったのか!?」

「!義経!怪我はなさそうですね。良かった」

「けっ!元気そうで何よりだな義経。だが、俺達は負けたんだよ」

弁慶は義経を見て安心そうな表情をする。与一は不機嫌気味だ。

「与一。義経に対する態度が悪いですね」

「ぎゃあぁぁぁぁ!!ヘッドロックは勘弁してくれ!!食い込んでる!?爪が食い込んでる!?AMSから、光が逆流する!ぎゃあぁぁぁぁ!!」

弁慶が与一の頭をヘッドロックする。与一は痛そうに悲鳴を上げる。
女医さんが咳払いする。

「いい加減にしなさい!!説明を聞かないで、お説教して欲しいのかしら?なんなら、不動悠斗さんに頼んでもう一度戦ってもらう?」

「「ごめんなさい!」」

弁慶と与一が女医さんに頭を下げた。弁慶はともかく、与一が人に頭を下げるのは非常に珍しい光景だ。女医さんに進められて、弁慶の隣に座る。 3人が女医さんと向かい合う形になった。女医さんは口に銜えタバコをしている。

「さてと、あんた達が相手にした不動悠斗さんの事が聞きたいんだろ?」

「はい。彼は何
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