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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
Epic13 仰天!?先生もアームズチェンジ!!?
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墟の内に、一人の女子生徒が闇の中で一人…まるで幽霊の様にたたずんでいた。
肩まであるショートヘアーにやや幼さを残す顔つきと赤い瞳、そして年相応の体型を待つこちらの女子生徒。
そう…彼女こそ、もう一人の行方不明者である野球部マネージャーの遠藤 智美なのだが。
何故行方不明の彼女がここにいるのか?…実は彼女こそ、あのディザードと互角の勝負を繰り広げた、デスザードの変身者なのだ…否、無理やり変身者にさせられた、と言うべきだろうか。
では、何故彼女がデスザードの変身者にさせられたのか?
そう、それはディザードとの戦いが始まる数時間前…ゼロことカラミティドラゴンは、城北学園の野球部部室で一人部費について苦悩していた遠藤に近づいていたのである。
どうしても竜の魔法使いを倒し過去の雪辱を晴らしたいゼロは、魔導士でなくとも魔力が高い一般人を探し憑依した後肉体を完全支配、自らが作り上げたリングの力を使って竜の魔法使いを打倒、そして再び地上を混乱に導こうと考えていた。
うまくすれば憑依した相手を人質にし、それを盾に世界を混乱に導けるのだから、効率的には割に合うはずだ。
「…やはり来週の試合は、止めさせた方がいいのかも。このままじゃ完全に赤字で廃部になりかねないわ!」
(ふむ…この女の魔力、一般人とは言えかなり高いレベルだ。よし、彼女の体を借りて俺の作ったリングの力を試すとしよう。)
佐藤先生に頼んで試合を中止させないと、部費が持たなくなってくる…遠藤がノートを閉じ、部費の事で話し合おうとして椅子から立ち上がった矢先。
どこからか『女、体を借りるぞ』と言う声がしたかと思うや、急に彼女の視界は暗くなり、更に猛烈な眠気に襲われ…ついに彼女は肉体をゼロに乗っ取られてしまい、その後パワードタイガー達の前に現れディザードと戦ったのだ。
そしてデスザードは死してなお彼を守ったパワードタイガーに助けられ、戦場から離脱し一旦洞窟へと戻り、数日間鋭気を養いつつ次の一手をどうするか考えていたのである。
『思ったよりやる様だな…現在の竜の魔法使いは。さて、次回はどう料理してやろうか。』
ゼロはあれこれと思案を巡らせ、悩み考え抜いた末あるプランを練り上げ、実行に移すべく行動を開始しようとしていた。
今度こそ竜の魔法使いを仕留める、その思いを胸に秘め…。
それから更に数日たった土曜日の午前中、エリカはセシリアと一緒に、野球部の練習をしている学校のグラウンドに来ていた。
何故、野球部と関係ない二人がここにいるのか?実は、初瀬先生から「肉体の動きを素描で表現して下さい」と言う課題を受け、佐藤先生に頼み肉体描写のモチーフを探しに来ていたのである。
当然ながら、彼女達の目的はそれだ
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