暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
Epic13 仰天!?先生もアームズチェンジ!!?
[2/19]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
さんは本当に丁寧な仕事ですね。」
「あ、ありがとうございます。ところで先生、小林先生は見つかりました?」
「えぇ、それが…まだ見つからなくて。」
初瀬先生はエリカの絵を高く評価した反面、小林先生の話になると複雑な表情をして戸惑っていた。
では、肝心の小林先生は一体どこへ行ってしまったのか?…実は、彼は今現在行方不明なのである。
他の先生の話によると、四日前に小林先生は教師達の会合に参加し、居酒屋で午前3時まで飲んでいたと言う。
そして小林先生が「では、私はここで」と言って店を出て以降、翌日から誰も彼を見ていないのだ。
もちろん初瀬先生も他の先生と共に小林先生の自宅を訪ねたが、チャイムを押しても出る気配が全くなく、庭に回っても誰もいない。
それ以来、芸術科の生徒達や初瀬先生は小林先生が無事に帰ってくる事を祈り、ひたすら待っていたのである。
が、実は行方不明で困っているのは芸術科だけではなかった。
その日の放課後、エリカとセシリアが帰宅しようとしていた時に一人の教師がエリカに声をかけてきた。
「おーい天王寺、探してたぞー。」
「え?わ、私ですか?」
「そりゃそうだ、この学校で天王寺と言ったらお前しかいないじゃないか!」
「え…えっと…あの…。」
「頼む、天王寺!大事な話なんだ!!…ん?どうした。先生の顔をそんなににらみつけて。」
「佐藤先生、アップで迫るの…やめてもらえますか?エリカちゃんが完全に引いてますが。」
「え?…あ、ごめんごめん。」
エリカ達に声をかけた教師…佐藤 鎧は自分が興奮して迫っているのに気づかず、セシリアから言われてようやく気づいた。
ちなみに佐藤先生は癖の強いパンチパーマにごついマスクと細い目つき、頑丈な体つきに圧倒的なオーラを放つ、城北学園普通科の野球部監督である。
そう、普通科の野球部でもマネージャーの一人である遠藤 智美が行方不明になっており、彼も顔に似合わず心配そうな顔でマネージャーの帰りを待っていたのである。
行方不明になったのは、丁度ディザードがデスザードと初めて激突した日であり、この日彼女は野球部が練習しているグラウンドとは別に、部室で部費の工面に悩んでいたのである。
この学園の野球部は、実力はあるものの部費に恵まれていない上にやたらと出費が多く、遠征の費用や備品の調達、更には負傷した部員の治療費、その他etc…これらをマネージャーの遠藤が少ない部費をやりくりして何とか持たせていたのである。
それを考えている時に彼女は消えたらしく、
部員が練習を終え部室に戻ったところ、机の上にノートとペンを残して姿をくらましていたのだ。
そのため、やはり野球部員達も芸術科同様遠藤が無事に帰ってくる事を祈り、ひたすら待っていたのである。
で
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ