双零と自由VS.漆黒の狂戦士……模擬戦闘 後半ですコラボ完です。
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のパーティーを開いた一行は興奮冷めやまぬうちにRCI社に帰還した。
余談だが、このパーティーでヒリングやリヴァイヴたちイノベイド勢がA一夏に酒飲み勝負を挑むも全員があっけなく撃沈していたのは笑い話である。
帰還した理由はA一夏を元の世界に帰還させる準備が整ったからであった。
「さ〜て、Aいっくん。ちゃんと調整を済ませておいたからね。」
「そうでなくては困るぞ?束さん。」
「束さんに不可能はないのだ!」
「言い回しが古い悪役みたいですよ、束さん。」
「はるちゃん言うことが辛辣だよぉ〜」
しおしおと萎れる束に春奈はウソをつかないでくださいと突き放す。
「よくわかったねぇ〜」
そんなふたりを放ってA一夏は天地に右手を差し出した。
「今回の試合は一歩お前が及ばなかっただけかもしれない。正直言って負けてたよ。」
「なんだ?[試合に勝って勝負に負けた]か?」
「そういう事だ。もし会う機会があったらまた殺ろうぜ?」
「……字が違うだろうがよ―――まぁいいがな。」
がっしりと手を握り合い硬い握手を交わす二人は終始笑顔であった。
束は春奈との言い合いを切り上げて計器を弄って次元を安定させた。
「じゃあいつでも行けるよ〜」
「わかった。……春奈。」
「はい?なんでしょうか?」
「……またお前と出会う日が来たときは―――」
「……?」
この時、春奈は首をかしげたが……彼の後の言葉には驚いた。
「お前を全力で手に入れるぞ?」
「―――ッ!?」
真っ赤に染まった春奈の顔。
「フハハハッ。引っかかりやすいな。―――では、またな。」
そう言いながらゆらゆらとうごめく次元の層にA一夏は足を踏み入れて消えていった。
こうして、春奈たちの長い休日は幕を下ろしていくのであった。
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