破壊の杖奪還
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翌朝
トリステイン魔法学校では、昨夜から大騒ぎであった。
秘法、破壊の杖が盗まれたせいだ。
教師たちは好き勝手に喚き、一人の教師が昨日当直だったミセス・シュヴルーズを追及し始めた。ミセス・シュヴルーズはボロボロと泣き出して床に崩れ落ちた。
その時、オスマン学院長が現れ教師陣を止める。
そしてギトーという教師がオスマンに訴えるがオスマンはそもそも当直をまともにやっている教師はいるのか?と言い、結局誰もやっていなかったとわかり教師陣は黙り込んだ。
そして犯行現場にいたのは誰か?とオスマンは言う。
コルベール先生が俺たちのほうを指差し。
「この三人です」
若干こちらを申し訳なさそうに見たが、仕方ない。俺、使い魔だし。サイトと俺は使い魔だからカウントされない。
「ふむ……、君たちか」
オスマンは俺とサイトをじろじろ見た後。
「詳しく説明したまえ」
するとルイズが前にでて説明を始める。そしてミス・ロングビルが現れて話を始めた。
教師陣とオスマンが話をした後、オスマンは有志を募るが教師陣は誰も杖を掲げない。
ここまで来ると呆れるしかないな……
そしてルイズが杖を掲げ、キュルケ、タバサと続く。
教師陣は反対したがでは誰か行くか?と言うと黙り込む。
オスマンは
「彼女たちは、敵を見ている。その上、ミス・タバサは若くしてシュヴァリエの称号を持つ騎士だと聞いているが?それにその使い魔も素手でメイジを倒せるほどじゃと聞いておる」
メイジを素手で倒す!?と教師陣が騒いだ。
ホントなの?とキュルケがタバサに聞いたりしながら、話は続き。
「ミス・ツェルプストーは、ゲルマニアの優秀な軍人を多く輩出した家系の出で、彼女自身の炎の魔法も、かなり強力と聞いてるが?」
そしてルイズの番
「その……、ミス・ヴァリエールは数々の優秀なメイジを輩出したヴァリエール公爵家の息女で、その、うむ、なんだ、将来有望なメイジと聞いているが?その使い魔も生徒との決闘に勝ったと言う噂だが?」
それにコルベール先生が興奮したように。
「そうですぞ!なにせ、彼はガンダー……」
そこでオスマンに口を抑えられる。
「むぐ!はぁ!いえ、なんでもありません!はい!」
そしてオスマンは。
「この三人に勝てると言う者がいるなら、前に一歩出たまえ」
誰もいなかった。
「魔法学院は、諸君らの努力と貴族の義務に期待する」
そして俺たちはフーケの隠れ家という小屋に向かうことになった
馬車の中にて
俺はタバサの隣その向かい側にはキュルケ、サイト、ルイズの順で並んでいた。
まあ多少ルイズとキュルケが喧嘩してサイトが止めに入った。タバサは相変わらず
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