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蒼の使い魔は悪魔で召喚魔剣士
破壊の杖奪還
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見上げながら片手を上に上げる。
皆、俺が何をやってるのかと言った感じだ。そのことを気にせず俺は……

「抜剣」

アルを中心に風が吹き荒れ、青い光が漏れ、それに呼応するように上空から蒼い光が柱のように出てくる。光の中から徐々に剣の形が見えてくる。

剣はゆっくり下りてくるそしてアルはその剣を掴んだ。瞬間、強い光に周りは目を覆った。
皆目が開けられなくなり目を瞑る。



タバサ SIDE

アルが手を上げ光の中から出てきた剣を掴んだ瞬間、私たちは眩しさから目を開けてられなくなり、目を閉じた。
そして目を開けた時、目の前を見て。

「……きれい」

自然とその言葉が出た。周りもそんな感じで見ている。

そこにいたのはアルだったはずなのに、アルでは無い様に見えた。
悪魔のはずの彼はまったく悪魔に見えなかった。それどころか逆に思えるくらいだ。

そこには真っ白な膝くらいの長さの髪に薄い蒼の目、背中に突起のついた不思議な輪が浮いている。マフラーも少し変化していて若干蒼が混じっている。剣を持っている腕は不思議な模様がついていた。不思議な模様や輪、白い髪を見ると神秘的な感じすらする。

そして、アルは静かに呟く。

「……いくぞ」

アルはゴーレムの腕、足を切り裂き、胴を真っ二つにした。そこにまたゴーレムが出てきてたが。

「集え暗き炎よ 、宴の客を戦慄の歌で迎え もて成せ、ブラッディハウリング!」

出てきたゴーレムの下に、青い炎と魔方陣らしきものが現れ、そこから紫に近い炎が燃え上がり、ゴーレムは一瞬で消し炭になる。
するとまた次のゴーレムが現れ、アルは止まらずにそのまま魔法を使う。

「聖なる槍よ、敵を貫け、ホーリィランス!」

地面から光が現れ、槍の形になりゴーレムを貫き粉々に砕いていく。
またゴーレムは出てくる。
その様子を見ながらアルは。

「ッチ、やはり出てくる気はないか……」

そう言った後、こちら側に向き。

「サイト!破壊の杖を使え!」

サイトはゴーレムがいとも簡単にやられていくのを見て呆気に取られていたが、その言葉で我に返り、すぐさま行動に出る。

「は、はい!」

サイトは破壊の杖を持って皆と少し離れてから、破壊の杖を使う。
破壊の杖からでた弾はゴーレムに命中し爆発を起こしてゴーレムを粉々にした。



SIDE OUT

それから次のゴーレムが出なくなった。それを確認したサイトは破壊の杖を置き、ため息をつく。
ゴーレムがでなくなったことに皆安堵するも、タバサが違和感を感じる。

「フーケはどこ?」

そう言った瞬間、サイトの足元の土が盛り上がり、サイトは突然の出来事に対応できず転んでしまう。
そして同時にミス・ロン
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