序章・舞い降りた戦士達
第三話
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神居が驚愕する中、Nダガーが告げた。
「ま、待ってくれ!俺が悪かった!!」
「もう遅い。黒鴉烈爪!!!」
Nダガーが刃亜拳波羽剃斗を振るうと、三本の爪から発生したオーラが神居を斬り裂いた。
神居が倒された事で、固有結界は解除され、景色は元に戻っていた。グラントータスはロボットとしての姿では目立ってしまうので、亀守玄としての姿に戻っている。
「お前さんみたいに操られてるのもいれば、こいつみたいに根っからのもいる。悪質転成者にも色々いるんじゃな。」
玄が神奈に言った。その時、この場にかつて玄達が通って来たのと同じ空間の穴が出現した。
「な、何だ!?」
初めてそれを見る神奈は警戒する。そして、そこから出て来たのは一体の白いトランスフォーマーだった。
「あんたは誰だ?TF神の使いか何かか?」
「そうだ。私の名はプラズマウェーブ。TF神の眷属の一人だ。」
ボリスの言葉に彼、プラズマウェーブはそう答えた。
「なるほど。で、何をしに来たんじゃ?」
「その者の魂を回収しに来た。」
玄の問いにプラズマウェーブは神居の亡骸を指差しながら答える。そして、神居の亡骸に近付き、手を翳した。すると、神居の身体から光る何かが出て来て、それをプラズマウェーブが掴んだ。
「それがこの男の魂か?」
「いかにも。この者の魂は元いた世界の正常な輪廻の輪に戻り、浄化されることだろう。」
Nダガーの質問にそう答えるプラズマウェーブ。すると、今度は神奈にこう言った。
「神奈真と言ったか?お主には少し手伝ってもらいたいと思う。」
「私に、ですか?」
「そうだ。お主は転成させられる際、神に色魔を取り憑かされたそうだな。普段、神々は世界の管理に忙しく、悪質な転成者を送り込んで来る神を摘発するヒマなどは無いが、今回はそうは言ってられん。ゆえに、その神を摘発する為の証人になって欲しいのだ。」
「・・・分かりました。その話、受けましょう。」
「済まんな。なるべく早く終わらせる。」
「ありがとうございます。と言う訳だから、ここで皆とお別れだな。」
玄達の方に振り向きながら言う神奈。それに対して玄が言う。
「おう。頑張ってこいよ。俺たちは待っているからな。」
「ああ。必ず戻って来る。」
「それより、俺たちはまだ自己紹介をしてないんじゃないのか?」
ボリスのこの発言で、一同はその事に気付いた。
「そう言えばそうだったな。私は隠密忍者・獲?駄賀亜枝擢。頑駄無軍団所属の忍だ。気軽にNダガーと呼んでくれ。」
「ワシはグラントータス。宇宙警備隊のエネルギー生命体じゃ。この姿はアンドロイドを借りとる。この姿の時の名前は亀守玄じゃからよ
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