魔法人形
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フィードを俺は止め。
「落ち着け、シルフィード」
「お兄さま!とめないで!こいつを噛んでわたしも死ぬのね!きゅいきゅい!」
「簡単に死ぬなんていうな、ほら落ち着け」
「な、なんだよ!このガーゴイル風情が!おいお前、きちんと教育しとけよ!」
俺に止められてるシルフィードをタバサはいつも通り黙って動かない。シルフィードは悲しくて、悔しくて、俺が離すとがっくりうなだれた。
「そんなガーゴイル川にでも捨ててしまえ。よし、ほら行くぞ」
「お姉さま!行っちゃだめ!現実の厳しさを教えてあげなくちゃ!」
タバサはオリヴァンに先に行ってるようにいうと、オリヴァンは何だと?と言いながらもこなかったら父親に言いつけるとだけ言い残し行ってしまった。
シルフィードはタバサに向き直り。
「長い間お世話になりました。実家に帰らせていただきます。どうか使い魔を首にしてなのね」
「タバサ、そろそろ話してあげた方が良いんじゃないか?」
「……手伝わない」
「ふぇ?」
「タバサには考えがあると言ったろ?」
「なるほど!つまり騙してこのままとんずらってわけね!」
「とんずらもしない」
「……はい?どういうこと?」
わけがわからずシルフィードは首をかしげる。
「もう準備はした。後は待つだけだな」
俺はタバサのほうを向くとコクリと頷くタバサ、その様子にますますわけが分からなくなるシルフィード
だった。
部屋をでたオリヴァンのほうは
アネットだって自分の父や母と同じだと、自分のことなんかとっくの昔に捨てていると思っていた。信じてるなんて嘘だと
そこにアネットがきてオリヴァンの格好に気づき目を丸くして話しかけたらオリヴァンは怒鳴りつけ走り去っていく。
そして彼の部屋に入り俺たちから事情を聞く。
「どうして止めてくださらなかったんですか!」
「変わらない」
「変わるも何も!決闘と言えば命のやり取りじゃございませんか!とりあえずお助けください!」
タバサは首を振り
「助けるのは、貴方」
決闘場所にて
いじめっ子たちは代理に傭兵メイジを雇っていた。オリヴァンがどういうつもりかと言うと相手は笑いながら手紙を放った。
そこには「オリヴァンはトライアングルではない。魔道具で透明になった花壇騎士が後ろにいただけ」と
オリヴァンはタバサを呼ぶが返事はない。そして決闘は開始されるが……
「おやめください!おやめください!」
アネットが駆け寄ってきた。
オリヴァンは驚く。傭兵メイジにどけと言われてもアネットは怯まず必死になって頭を下げた。しかし傭兵メイジは呪文を唱えアネットに火球が当たる。
オリヴァン
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