本当の流派
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に使う守護の剣、そして不義、不正を切り裂く活人剣。この二つを有する剣だ」
「守護の剣と活人剣・・・」
親父は棚に飾られた真剣を俺の前に突き出す。
「その剣、名は・・・」
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
ALO、ルグルー回路を抜けた先にはシルフとケットシーの階段が行われていた、筈だった。
そこではサラマンダーの将軍とスプリガンのプレイヤーが今まさに戦闘が始まろうとしていた。
「・・・・・」
「・・・・・」
両者剣を構える、しかし次の瞬間、一人のケットシーのプレイヤーの一言によってその空気は変わる。
「な、なんだあれ!?」
ケットシーのプレイヤーが指差した先には高速で迫ってくる何かが確認できた。
「な、何よあれ!?」
「こっちにむかってきてるぞ!!」
「まずい!皆離れろ!!」
サラマンダーの将軍とスプリガンのプレイヤーの間を切り裂くかのように突き抜けたソレは、先程までケットシーとシルフの集団がいた。場所に轟音と共に降り立った。
そこには砂塵と大きなクレーターを残していたその中心にプレイヤーが一人。
顔を隠すほどのフード付きのコート、両腕に装備された銀のガントレット、シルフの少女リーファはその姿に見覚えがあった。
「あ、あなたは!?」
「サラマンダーのユージーン将軍よ、一度その剣を納めていただきたい!!」
「貴様、何者だ!!」
「俺はそこにいるスプリガンのプレイヤーの付き添いだ!その勝負、俺にあずけてもらえないか?」
「何!?お前何言って・・・」
「いいから聞け!そこのスプリガン!!それとも今俺にぶちのめされたいか?」
「っ!!」
スプリガンの少年キリトはその言葉に押し黙る。
「・・・よかろう、ならば貴様に勝負を預けるとしよう!」
「ありがとう、勝負は互いの首を取るまで。それで構わないか?」
「ほう、随分と自信があるようだな」
「本当だったらさっきみたいにアンタに一撃入れれば勝ちにしたかったが、どうせ最終的に首の取り合いになるだろうから変えた」
「いいだろう、その勝負受けよう!さあ、羽を広げここまで来い!!」
「いや、ここでいい。それともそっちに行かないと何か不都合でも?」
「何・・・?」
「それに羽を広げなくともそっちまで跳べるから」
「何?」
ユージーンが疑問の声をあげると、少年は拳を握るそして───消えた。
「何ッ!?」
「ここだよ」
「ッ!!」
ユージーンの目の前にはさっきまで崖の上にいた少年が踵落としをけしかけようとしていた。。
「クッ!!」
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