花咲学園
不思議な都市
―隠される力 5―(変)
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身・・・アリゼウスらがどうやって帰ったのか覚えていない。
初めて味わった苦痛の敗北感だった。
途中で港の時空間の能力が切れたのか・・・どうやら都市にも大きな損害が出ていたらしく
都市外の人間の記憶を操る事は出来たものの・・・都市中の人間の記憶は全く操れなかった。
やはり戦争で私も力を使いすぎたのだろうな・・・。
――もう誰も傷つけとうない。私は二度と子供たちに嫌な思いは味わせたくない。
この学園は私の宝物だ、何としてでも私の家族≠守りきるため・・・子供達に安心して貰えるような場所を作る為・・・私は巨大な結界≠学園に張り巡らせた。』
萌依「成る程・・・こういう事だったのね」
雪斗「何か・・・すげぇ・・・感動」
・・・どこで感動するのかは分からないけど(呆)
あのサイトで書かれていた『自然災害』はこういう事だったのね・・・。
萌依「この日記を書いてる人の話が本当なら・・・アリゼウスはラルドとかっていう化け物を手下にしてるのね・・・これは厄介になりそう」
雪斗「ていうか結界って何だよ!?」
今まで気付かなかったって事は・・・やっぱり雪斗には水の能力の血が一滴も受け継がれてないって事か・・・。
・・・一応分かってたつもりなんだけど・・・。
グラン「つまり・・・そのラルドってのが厄介なのね」
萌依「・・・そう。この人は皆を守る為に結界を張っただろうけど・・・大きな誤算が出ている」
雪斗「え?」
グラン「どういう事?」
萌依「・・・つまりこの人は皆を守る為に四年前、結界を学園に張り巡らせた
自分たちの代わりに戦ってくれる守備兵が生まれた事で十人の子供たちは自分たちから戦う事はなかった。
・・・戦争後の日記を読んでも結界の中に侵入してきたアルクスだけを仕留める程度で、一年また一年と月日が過ぎてく内にこの人たちは気付かずに結界の力を強めていったの。
大抵・・・薄い結界ならば正統継承者は何も変わってないと思い込む、けど・・・結界の中での暮らしが何年と続いたせいでこの人たちは自分たちが弱くなった℃魔ノ気付かないの」
・・・どうりで可笑しい訳だよ。
どんな力でも跳ね返すこのペンダントがあの結界を跳ね返さなかった時は何かの間違いかなって思ったけど
聖獣でさえもあの結界に気付いたとなるとあの学園、そうそう持たないだろうね
萌依「むしろアルクスの力が弱くなったと思い込んでる、本当は反対なのにね
結界の中にいる能力者たちが弱くなって、結界の外にいるアルクスたちが強くなってるの」
雪斗「じゃあ・・・ラルド
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