双零と自由VS.漆黒の狂戦士……模擬戦闘 前編です。
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方の脚部ISアーマー(右側)は軽微の損傷を負ってしまっていた。
「頑丈なISですね……。」
「まぁな……こっからは手加減無しだ。全力で来いよ?」
「もちろんです!―――やってやろうじゃんっ!」
春奈は越界の瞳を起動させて動体視力と反射を向上させる。よく見ると彼女の瞳孔の周りが赤く発光していた。
春奈はドラグーンを全機射出して再びVLを起動して機動力を向上させる。
「蒼竜騎士の演舞、[強襲の牙]!」
春奈はドラグーンが学習したばかりのフォーメーションを起動した。
これは先日のツヴァイ強襲の際にGNファングとの戦闘を経験したフリーダムが自己進化の結果として春奈に提案して採用されたドラグーンの演舞である。
ドラグーンを、近接用の無線ビーム突撃槍として扱うこの状態は常時エネルギー刃を発生させるのでコンデンサーのエネルギーを食いやすい状態になってしまう。
ただ、それに見合う威力と攻撃力を両立しているので性能的には問題はない。
「む……そんな使い方も可能なのか?」
そう言いながらA一夏はドラグーンを近づけさせまいとガトリング弾をばら撒いて牽制するが、弾丸はビーム刃に触れると焼き消される。
ほとんどの銃弾はドラグーンの周囲に張られている黄金色のエネルギー体に弾かれていた。
突進してくるドラグーン2機を対艦刀で弾き軌道を変えて躱すが次の4機が刺し貫かんと迫る。
「ちょこまかと……このっ!」
ドラグーンには小回りが利かない弱点がある。それを知っているA一夏は飛来するドラグーンの間をすり抜けて後続の2機を蹴り飛ばし、距離を取る。
「逃がしませんよーっ!」
春奈はVLスラスターの出力を全力に、加えて瞬間加速を使い一気に最高速に達して剣を振りかぶりながらA一夏に迫る。
「なかなかやるな!」
A一夏は対艦刀を左手に持ち替えて春奈の斬撃を滑らすように逸らしながらコンバインシールドのビームブーメランを右手で掴むと近くのドラグーンめがけて投擲した。
「……させませんよ?」
急速後退を行いながら春奈は投擲されたビームブーメランをルプスで打ち抜いて破壊する。
しかし、ビームブーメランは囮だったようでA一夏は隙を付いて離脱した。
離脱しながら向かってくるドラグーンにビームライフルを右手に呼び出しして射撃するが効果がないようで粒子の奔流はあさっての方向へと弾かれて飛ばされる。
「弾の無駄か……(なんつー防御性能だ。だが、格闘系の攻撃ならば破壊できるのか?)」
先ほど天地を守ったのは春奈のドラグーンに違
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