双零と自由VS.漆黒の狂戦士……模擬戦闘 前編です。
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ハイマットウイングに帰還させる。
「任せろ!」
「―――させんッ!」
A一夏は無防備になる春奈に向けてI.W.S.P.に備えられているレールガンを撃った。
「それはこっちのセリフだ。刹那、GNフィールドを使うぞッ!」
[了解。]
天地は飛来するレールガンの砲弾に臆さず、その間に割って入ったGNドライヴを前面に向けてツインドライヴで生成される膨大なGN粒子を一気に放出した。
「[GNフィールド!]」
放出したGN粒子を制御して生み出された高密度の壁に砲弾が直撃して派手な爆発を起こした。
「GN粒子残量45%……SEが70%か―――畳み掛けるぞ、刹那ッ!(完全には防げなかったか。)」
[わかっている。補助は任せておけ。……天地、遅れるなよ?]
黒煙をGNソード改で引き裂きながらほぼ無傷の天地がA一夏に肉薄して果敢に格闘戦を挑む。
「遅れるわけがねぇ!」
右のGNソード改に加えて左のGNソードUによる斬撃の雨を天地は炸裂させる。
右から迫る水平横薙ぎを逆に斬り込み、左下から迫る浅い逆袈裟斬りから深い袈裟斬りの斬り込み。右手を突き出して折りたたんだGNソード改ショートライフルによる3連発のビーム射撃そして、引いた左のGNソードUで―――
「オラァッ!!」
気合と共に鋭い牙突を打ち込んだ。
が、黙って斬られるA一夏ではない。確実に斬られる斬撃は逸らして浅いフェイントは切り結んで弾く。ビームの連射はコンバインシールドで受けながらガトリングガンでカウンターを返す。
「チッ……刹那!」
[了解。GNフィールド。]
飛来する銃弾をGNフィールドで弾く天地の内心は穏やかなものではない。GNフィールドは高い防御性能を発揮するが、その分使うGN粒子の量が莫大な物となっている。
例えば、GN粒子残量100%でGNフィールドを使ったとして消費するGN粒子の量は全体の20%に及ぶ。つまり、乱発はできないのだ。
「まだだっ!」
「クックックッ……遊ぼうぜ―――天地!」
先程の雰囲気とは変わって強烈な殺気を感じた天地は若干引いた。
「な、なんだっ!?(なんか人格スイッチでも踏んじまったのか!?)」
「天地くん、一旦引いて粒子を蓄えてください!私が時間を稼ぎます!」
切り込んできたA一夏の斬撃を不意に左のシールドで受け流し、彼の腹を蹴って吹っ飛ばした春奈は天地に引くことを促した。
「了解した、頼むぞ。春奈!」
「任せてください!」
「やるじゃねぇか……春奈ッ!」
腹を蹴られる前に半身で衝撃を和らげて無傷だったA一夏はターゲットを春奈に切り替える。
一方の春奈の蹴った
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