第2部 ALO
34話 ヨツンヘルム
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
僕達は今、ヨツンヘルムにいた
何故こうなったかというと、兄さんが疲れたと言ったため、
途中の村で休むことになったのだが、そこはモンスターがたくさんいる、村だったのだ
その中のモンスターに僕達は飲み込まれ、気がついたらヨツンヘルムにいたのだった
ここは凄く寒い
「はっくしょん!」
リーファがくしゃみをした
「大丈夫か?」
「大丈夫じゃない」
「それにしても、どうやって出るの?」
「ここに来るプレイヤーは相当少ないだろうね。自力で出口を探すしかないと思うよ?」
僕がそう言うとアイリ、リーファは複雑そうな顔をしていた
逆に兄さんはやってやるよ!的な顔をしていた
その時、ユイちゃんがふと声を上げる
「モンスター反応です!」
「嘘でしょ?ここのモンスターって確か、ユージーンさんが率いていたパーティでも、十秒持たなかったんでしょ?」
「そう。だから、勝ち目なんてないよ」
アイリの言葉に、リーファが補足をした
だが、兄さんはユイちゃんにあることを聞いていた
「一匹じゃないよな?」
兄さんの言葉に僕達は固まる
「はい。二匹います。ただ………………」
「ただ?」
「どうやら、争っているみたいです」
ユイちゃんの言葉は僕達に衝撃を与える
モンスター同士が争うことなどあるのだろうか?
その様子を見るために、僕達はモンスターがいる場所へと向かった
そこでは、動物型邪神と巨人型邪神が戦っていた
「敵同士なのかな?」
「迫力あるなあ……………」
皆の感想は様々だが、リーファの感想?が一番の衝撃を受けた
「助けよ」
「…………はい?」
「助けるってどっちを?」
「いじめられている方」
いじめられている方というと、動物型邪神の方かな?
姿は、水象みたいだった
ただ、僕にはいじめられている方を助けるいい方法が思いつかないのでそういうのが得意な兄さんに任せる
「ユイ、周りに湖みたいのは無いか?」
「あります。ここから500m離れたところにあります」
「よし、そこまで走るぞ」
そう言って兄さんはピックを巨人型邪神に投げた
それは当たり、巨人型邪神はタゲを兄さんに移す
兄さんはそれを見て走り始めた
僕達も兄さんを追う
しばらく走ると湖みたいのがあった
そこまで来て、ようやく兄さんの思惑を理解する
水中生物なら水があれば戦いが有利になる
巨人型邪神は湖の中に沈んでいったがまた、上がってくる
後ろから、動物型邪神がやって来て、巨人型邪神を攻撃する
さっきまではやられてばかりだったが今は仕返しとばかりにやり返している
巨人型邪神は水中なので上手く攻撃が出来ないようだった
そのうち、体
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ