そして、光が溢れ出す
ターン6 天上の氷炎と正義の誓い
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だ。
「俺が召喚するのは、ハイドロゲドン。このカードならばオルクスよりも攻撃力は上、そのまま攻撃だ!ハイドロ・ブレス!」
水素の名を持つ三沢の水デッキの中核を担うモンスター、ハイドロゲドン。確かに攻撃力はオルクスよりも高い、だけどそんな単調な攻撃じゃあおそらく万丈目には通用しない!
「何?おいおい、ラーイエロー主席のタクティクスはそんなに単調なものなのか?ならば、ダメージステップに……」
「まあ待て。俺はこの攻撃宣言に合わせる形でこのリバースカード、マインドクラッシュを使用する!宣言するのは当然、オネストのカードだ!」
「何!?………くっ、俺は手札に存在するオネストを2枚、墓地に送る………」
なんとまあ、としか言いようがない。準制限カードであり光属性において最も警戒しなければならないカードであるオネスト、それをいきなり2枚とも手札に握っていたとは。そんな運命力を持ち合わせる万丈目もすごいけど、きっちりそれをカウンターして見せた三沢はもっとすごい。やっぱりあの男は敵に回したくないもんだ。
ハイドロゲドン 攻1600→ライトロード・ドレイド オルクス 攻1200(破壊)
万丈目(白) LP4000→3600
「そしてハイドロゲドンが戦闘で相手を破壊した時、デッキから別のハイドロゲドンを呼び出すことができる!」
フィールドに水柱が噴き上がる。おそらく、あそこから2体目のハイドロゲドンが特殊召喚されるのだろう。だが、万丈目もただでやられる男ではなかった。
「甘いな。カウンタートラップ発動、真剣勝負!このカードは相手がバトルフェイズにカード効果を使用した時、その発動を無効にして破壊する。これで貴様のハイドロゲドン連続召喚は無効になったばかりか、最初の1体さえフィールドからいなくなるわけだ」
一瞬三沢が圧倒するかに見えたこのデュエルも、これでまたわからなくなってきた。次のターンに万丈目がモンスターを出せば、十中八九ダイレクトアタックを食らってしまうだろう。
「カードをセットし、ターンエンドだ」
「俺のターン。いいカードを引いた、ライトロード・アサシン ライデンを召喚だ!」
金色に輝く包丁型の短剣を逆手に握る上半身裸の細マッチョが、鋭い眼光で三沢を睨む。
ライトロード・アサシン ライデン 攻1700
「そしてライデンの効果を発動。メインフェイズに1度、デッキの上からカードを2枚墓地に送ってその中にライトロードのモンスターがいれば攻撃力を200ポイントアップする。普通に使えば何が落とせるかはわからない効果だが、今の俺には斎王様のご加護がついているからな、この程度は朝飯前だ!送った2枚のカード、ライトロード・ビースト ウォルフを自身の効果により特殊召喚!」
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