第六章
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何もかもを失った。
実家からも見離され離婚もされてだ。行方もわからなくなった。
連が聞いたのはここまでだった。だがある日のことだ。
彼のところにだ。こうした話が来たのだった。
「診察?」
「そう、診察なの」
こうだ。連絡を受けた妻から聞いたのだった。
「離れの一軒家の。その人の診察をね」
「してくれって?」
「ええと、依頼してきた人は」
「うん、誰かな」
「この町の人で。名前は秋元っていうの」
「秋元さん?」
「その人が連絡してきたの」
こう夫に話すのだった。
「その人の診察を頼むって」
「町の離れの一軒家ね」
「住所は聞いてるわ」
それはだ。もうだというのだ。
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