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東方清天落
5話
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基本な事なら大体は教えてもらってます。」
「なんだ、そうなのか。心配して損したぜ。それじゃあ話はこれで終わりだな。
 私は霧雨魔理沙(きりさめ まりさ)っていうんだ。なんか困ったことがあったら相談に乗るぜ?」
「そういえば自己紹介まだだったわね。博麗霊夢(はくれい れいむ)よ。ここ博麗神社の巫女ね。」
「あ、僕は天城照平です。ほんとありがとうございました。」
「んじゃあ天城、人里まで送っていくよ、妖怪に襲われたら大変だしな。」
「お願いしてもいいですか?霧雨さん。」
「ああ、構わないぜ。あと、魔理沙でいいぜ。さん付けで呼ばれるのはあまり慣れてないんでな。敬語も。」
「じゃあ、魔理沙、よろしくね。少し手前で降ろしてくれるとうれしいな。」
「わかった。じゃあ、霊夢、ちょいと行ってくるぜ。」
「はいはい、途中で落っことさないようにね。」

不吉な事を言われたが気にしない。飛べるのが驚くに値しないのなら、別に大丈夫だろう。

―――移動中 夕方―――

「……あ、魔理沙。ここらへんで大丈夫だよ。」
「お、そうか?ちょっと待ってな。」

ゆっくりと下降する。
地面が近くなり、俺から先に降りる。

「ふぅ、助かったよ、魔理沙。ありがとう。」
「これぐらい、気にしなくていいよ。普段も暇なときは神社にいるから、困ったら
 とりあえず行ってみるといいぜ。」
「うん、わかった。……早速、ひとつ聞いてもいいかな?」
「おう、なんだ?」
「スペルカードルールは教えてもらったんだけど、弾幕とかよくわかんなくって……。
 どうすれば弾幕になるのかとか、そもそも弾幕の出し方とか、まるでわかんなくって。」
「ああ、そんなことか。簡単だぜ。」

そういって魔理沙は、ポンと星の形をした弾(弾幕だから弾だろう)を一つ、手の上に
出した。
うむ、なるほどわからん。

「簡単って言ったって……どうやってだしたのさ。」
「まぁまぁそう焦るな。私のこれは、魔法で生み出してるんだ。」
「魔法?それ僕には無理じゃない。」
「焦るなって。私はこうやって作っているが、何も弾幕はこれだけじゃない。
 霊夢なんかは、お札をばらまいて弾幕にしているぜ。」
「いや、僕には無理ですよ。」
「物わかりが悪いな。つまりは、何でもいいってことだ。木の葉を集めて飛ばしても、
 水しぶきを飛ばしてもいい。もちろん相手を殺してしまってはダメだがな。」

殺してはダメ……妖怪退治はどういう扱いなんだろうか。

「なんでもいいって……例えば、例えばの話。それが個人の持つ能力によるものでも?」
「ああ、そうだ。……なにか勘違いしてそうだから言っておくぜ。
 スペルカードはあくまで遊びであって、血なまぐさいものではない。
妖怪が人を襲ったり、人
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