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東方清天落
5話
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しやすい。

巫女たちのほうへ歩みを進める。

「……外来人じゃない。」

どうやら俺が外来人だってことは気づいているようだ。
ならば話もはやい。なんかめんどくさそうな顔をされたが気にしない。

「……。」
「……。」

誰だきっかけができたーやら切り出しやすいーと言ったやつは。
依然こちらを「めんどくさそうなやつが来たななんなんだよ?」みたいな顔で見てきている。飛んできた少女は初めからその気はないようだ。

どうしたらいいのだろうか……。

「……あー、えっと、博麗神社の巫女さんを探して来たんですけど、
 あなたがそうですか?」
「そうよ。それで?どうしたの?」
「はい、僕、外来人なんですけど、昨日こっちに送られてきたばかりなんです。
 それで、偶然出会った人に、それなら神社に行って、巫女に会うといいと
 言われたもので。」
「そう。自分が外来人だってことは、わかってるのね?」
「ええ、さっき言った人がいろいろと教えてくださったので……。」

そこで俺は妹紅と慧音に教えてもらったことで、確かな事だけを、俺が知っていることとして巫女に伝えた。

「……ふーん。それじゃあ、あなたはどうしたいの?」
「?どうしたい?」
「外の世界に帰りたいかってことよ。私なら今すぐにでもあなたも外にいかせてあげられるわ。」

驚いた。慧音が長いことこちらにいるだろうと言っていたから、そう簡単には
出ることはできないと思っていたのだが……。
だがまぁ、帰ることはできない。

「いえ、元の世界には戻りたくはないです。というより、戻れないというか……。」
「なんだ?外でなんかやらかしたのか?」

飛んできた方の少女に話しかけられた。やらかした、か……
印象悪くなりそうだけど、他に思い浮かばないな……

「やらかしたというか、うーん……。」
「なんだ、はっきりしないな、別にいいけれど。」

いいのか。じゃあなんで聞いたんだ。

「じゃあ、あんたはこっちに住むってこと?」
「一生というわけではないですが……そうですね、しばらくはこちらに住むつもりです。」
「でもあんた住むとこはどうすんのよ?人里には空いてる家なんてないだろうし。
 まさか、神社に住むっていうんじゃないでしょうね?」
「いや、そこは大丈夫です。当てはあるので。」
「……ふーん?そう。なら、私がこれ以上とやかく言う事は無いわね。」
「いいのか?霊夢?一応スぺカとか説明した方がいいと思うんだが。」
「大丈夫でしょ。どうせさっき言ってた、『送られたときにあった人』に教えてもらってるでしょ。まぁ、知ってても妖怪に襲われたら普通の人だったらダメだろうけど。」

ふむ。

「……んーと……はい、教えてもらってます。他にも
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