花咲学園
不思議な都市
―隠される力 4―
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頭で雪斗を見る
グラン「ちょっとちょっと萌依も雪斗も落ち着きなさいよ!
何をそんなに混乱してるの?!」
萌依「何であんたには分かんないの?!」
近付いてきたグランディーネの顔を思いきり掴むとその後、あたしと雪斗が落ち着くにはかなりの時間が必要だった
そして次の日、昼休み。
昨日予定したように雪斗と一緒にパソコン室へ行くと
何かがあった時の為にと雪斗は廊下で待機していて
あたしは窓側の少しだけ後ろの方に座っていた
どうしてかは分からないけどこのパソコン室の出入り口は決まっていて
例え先生たちが来たとしても後ろのドアから逃げられるからって事で結構悩んで選んだけどそんなのはどうでもいい
萌依「(早くやんないと・・・)」
花咲学園中等部 結界≠ナ検索をすると明らかにあたしが昨日調べようとして出てきたページより遥かに検索結果が出た
萌依「・・・違う・・・これも違う」
どれもこの学園とは全く無関係の物が出てくると他の人たちの目を気にしながら下へやった時・・・
萌依「?」
生徒会 学校の守り神≠ニいうキーワードにそのURLをクリックするといきなりページが真っ黒になったかと思うとそのページはどうやら日記らしく、一日も欠かさず日記が綴られていた
周囲を確認してUSBをパソコンに挿してデータをコピーし始めて五分経った時だった
いきなりアラームのような音が小さく鳴ったかと思いきや、
萌依「は・・・?使用不可・・・?」
画面に大きく書かれた字を読むと廊下の向こうから複数の足音が聞こえ始めた
萌依「チッ」
リセットボタンを押してUSBを引き抜くと少し早く歩きながらパソコン室へ入ってきた人たちと殆んど同じタイミングで教室を出ると
?「そこの貴女、待って」
集団の一番後ろにいた女の子があたしを見た時、こっちに向かって走り始めた
?「待ちなさい!」
雪斗「あ、すみません!落としましたよ」
?「私のじゃない。退いて!」
雪斗「けど今、貴女が通った時に落としましたよ?」
?「はぁ?」
廊下に待機していた雪斗がその人の前に立つとベタベタ触ってくる雪斗を通り越そうとしても雪斗はわざとらしい演技でその人を止めていた
萌依「・・・さすが」
相手に見られないように背中の後ろで親指を上に向けた雪斗の後ろ姿に向かってボソっと呟くと階段を下り始めた
グランディーネに言われたように一階へ下りると今度は反対側の階段まで行って二階へ、三階へ上がるとまたパソコン室に来てさっきのペー
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