双零と自由VS.漆黒の狂戦士……コラボ3です。
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目覚めた。しかし、流れに身を任せるのがその時の彼の答えであった。
答えをいづれ現れる相棒と共に探すことを彼は選び、その相棒が七ノ瀬天地だったのだ。
「ニューロって言うのは特殊電脳生命体つー存在で一種の電子頭脳みたいなもんだ。」
天地がニューロのことを春奈に教えるのをA一夏も興味を持ち、耳を傾けた。
「それら電子頭脳とは違う機動兵器の卓越した操縦能力と状況判断力。それに加えて〈感性〉と〈感情〉を持ち合わせた特異な存在。……刹那は俺のISの補佐をしてくれてるんだ。」
[天地の武器と動力の制御を担当しているだけだが。リボンズの話では戦いの中で俺たちニューロは「記憶」を取り戻すことができるらしい。]
「「記憶……?」」
[俺には目覚める前の記憶がない。俺自身やリボンズはこの世界の過去を知っているハズなのだが……それを探すのが俺の道だと認識している。]
『僕もその記憶を探している。……システムやニューロに関しての知識は持ち合わしているが、過去については刹那・F・セイエイと同じだよ。』
「……(この世界の過去はどうなっているのでしょうか。)」
[……期待に答えられなくてすまない。]
「気にするなよ、相棒。……まぁいづれ分かるだろうさ。この話はここらで切り上げて……どういう模擬戦闘にするよ、A一夏。」
天地がズレた話の趣旨を戻してA一夏に話題を振る。
「それもそうだな。……まとめてかかってこい。俺VS.お前ら二人でいい―――実力の差が見えているからな。」
ニヤリと不敵な笑みを浮かべるA一夏。この発言に対して天地が少し不機嫌な雰囲気を出した。
未熟とは言え彼も武人である。二対一のハンデ戦にはあまり乗り気になれないと言った所である。
しかし、これに対して純粋な春奈は何も感じなかったのか……
「じゃあ、出し惜しみ無しの全力全開で相手をすればいいのでしょうか?」
「……ああ。滾る戦いを楽しみにしよう。」
「戦闘狂かよ……まぁ、俺が言えたもんじゃねぇが。」
「ん?天地も戦いに酔うタイプの戦闘狂なのか?」
「人聞きの悪いことを言うな……って否定できない自分が悲しいが―――言う通りだ。」
「……なら、期待させてもらうぜ?」
そう言い残したA一夏はAピットを後にした。
●
○side A一夏
俺が春奈たちの元を後にしたあとリボンズからの秘匿通信が入った。
『すまないね、君に面倒を任せるなんて。』
「気にするな、リボンズ女史。俺も好きでやっていることだ。」
女からの頼みは快く引き受けるようにしているし、俺は強くならなければならない。「あの計画」を遂行するためにはな。……強者との戦いに
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