双零と自由VS.漆黒の狂戦士……コラボ3です。
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私は織斑春奈です。」
「君のことはよく知っている。ヴェーダを通してよく観察させてもらっていたよ。」
その言葉を聞いた春奈はフリーズする。
「……どういう事ですか?」
「どうもこうもどんな物が流行っているかなどを見聞させてもらっていただけさ。先に行っておくが個人情報やプライバシーの侵害はしていないから安心してくれたまえ。」
「……はぁ。」
春奈は納得したわけではないが頷く。確認のしようがないのも然りである。
「さて、今回君たちをここに呼んだ理由はこのヴェーダを使ったVR空間での模擬戦を企画したからなのだよ。」
「バーチャル・リアリティのことか?」
「その通りだよ天地。ISを限定状態にしてヴェーダとリンクさせることによって機体のデータを読み取り、VR空間で構築。そして、実際に秘匿性の高い模擬戦闘を行うこともできる。」
「……なるほどな。俺の足がつかないようにという配慮ってわけか。」
リボンズは異世界の住人であるA一夏に「もしものこと」が起こってはいけないとこのシステムを構築したリジェネを評価して、試験起動という形で使うことにしたのだ。
しかも、異世界のISのデータも手に入るというまさに一石二鳥な計画である。
「しかし、なぜ模擬戦を?」
「いや、せっかくの機会さ。異世界の戦士との戦いもいいと思わないかい?」
顔を見合わせる春奈と天地。
「まぁ、君たちはこちらの指示に従ってくれればいいよ。」
「……え?」
「社長命令だといえば反論できないかな?」
「「分かりました。」」
二人は同時に頷いた。上司に逆らえるような器ではないし、内心悪くはないと思っているようだ。
それに、天地は意外と戦闘狂のケも有している。
「さて、みんなのISを限定状態にしてくれるかい?」
各自がISの設定を限定モードに落とす。これはISの機能を一時的にスリープさせるものである。
A一夏も最初の方はためらったが二回目である今回は素直にリボンズの指示に従う。
「リンクシステム機動。……ふむ、これだけのデータがあれば―――それぞれの機体データを反映。」
リボンズはデバイスの投影キーボードを呼び出すと、何やら操作を始める。
アクセスを各自が承認して機体の稼働データやISコアの性格などがヴェーダに転送される。
そのデータを元にヴェーダはISをVR空間内に構築を開始する。
「それぞれの機体データを反映。VR空間内に構築を開始するよ。」
ヴェーダの量子演算プログラムは現物のフリーダムとOOのステータスを持つISをそのデータ領域に書き出した。
もちろん、A一夏の機体も同じように構築している。
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