花咲学園
不思議な都市
―隠される力 3―
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*自分の部屋*
ようやく学校も終わって早く家へ帰って来ると
あたしはそのまま自分の部屋に向かってパソコンと向き合った
・・・で、どうしてかは分からないけど
雪斗があたしのベッドで寝転がって漫画を読んでるんだよね。
正直言ってうざいけど今はそんな事をしてる暇はない・・・
萌依「・・・違う・・・違う・・・これでもない・・・これじゃない・・・」
雪斗「さっきから何ぶつぶつ言ってんの?」
萌依「こっちの話」
雪斗「そー」
・・・何で花咲学園に関係するような物がないの?
誰も花咲学園の良さとか評判とか知りたくないんだけど!
萌依「これ書いてる人の頭の中は本当ゴミだな」
グラン「汚い言葉は使わないの」
萌依「見てるだけでイライラしてくる」
雪斗「ていうか何調べてんの?」
萌依「あの学校について」
雪斗「はあ?あの学校って・・・俺らが今日行った花咲学園?」
萌依「そう。かなり不審に思う事が幾つかあったから今調べてるの!」
グラン「何て?」
萌依「花咲学園 門、って」
椅子をクルっと回しながら雪斗とグランディーネを見ると、
ふたりは顔を見合わせたかと思うと雪斗が近くに置いてあった学校のパンフレットを手に持った
雪斗「それなら『花咲学園中等部 門』って調べてみたら?」
萌依「どうせ何も変わんないけどね」
身体をパソコンに向けて雪斗が言ったように打つとさっきとは違うものがズラっーと出てきた
萌依「・・・出てきた」
雪斗「だろw」
一番上にあったやつをクリックすると
あの学園の裏サイト、みたいなやつが出てくると真っ黒な背景は気にせずに書かれている文を読み始めた
『花咲学園って何か不気味ー』
『よく学校の前通るけど見た目は凄く綺麗だって思う』
『ていうか花咲学園ってあれなんでしょ?呪われた学校説ってまじ?』
萌依「・・・呪われた学校説?」
呪われたってどういうこと?
あたしたちまさかお祖母ちゃんに騙された?
『まじまじ!何か花咲学園の近くで不可思議な現象が起きてるんだよー』
『不可思議な現象?もっとkwsk』
『俺が高二の時だったんだけど、そん時の天気予報は連日の快晴だったんだよ!
なのに行き成りの大嵐だったり、物凄い突風だったり、大雨だったり、その地域では有り得ないはずの寒さに襲われたりって・・・』
『え〜?wどうせ冬の時期の話でしょ?』
『それが9月の話なんだぜ!そんな昔の事じゃ
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