花咲学園
不思議な都市
―隠される力 3―
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・・それが三人みたい」
・・・この船の上での旅行だか何だか、
本当によく出来た話だわ
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雪斗「んじゃあ、後でな〜」
グラン「はーい」
お昼も食べ終え、あたしとグランディーネは階段を上がってそのままB組に向かっていた
萌依「にしても・・・出来すぎた話」
グラン「船の上の旅、だっけ?」
萌依「親が旅行会社のお偉いさんとかよく出来た話ね」
グラン「けど・・・その子の親がいるっていう旅行会社、相当有名じゃない。
一週間、二週間作ったばかりの会社じゃないから…アイツら≠ヘ関わってないんじゃない?」
萌依「・・・そう思うかもしれないけど、操る℃魔ェ出来る奴らは別なんじゃない?」
あたしよりも一歩、また一歩と遅く歩くグランディーネより先に階段を上がって腕を組みながら言うと、
グラン「ああ・・・なるほど!」
右手をグーにして左手を横に真っ直ぐピンと伸ばしたグランディーネが軽く右手を下ろして頷く
・・・何でそんな事まで思いつかなかったの、あんたは(呆)
いくら有名な会社だとしてもアリゼウスならそれぐらいの手を使ってくるに決まってんじゃん
・・・あたし達の正体がバレてなかったら、の話だけどね。
グラン「で、どうするの?その旅行に行くの?」
萌依「さあね。どうせあたしは行かないけどね」
グラン「え〜もったいなーい!行こうよー」
萌依「雪斗と仲良く一緒に行きな」
グラン「それは駄目〜萌依がいないとつまんないでしょー」
・・・あたしはいつもほぼ無言なのに
何があたしがいないとつまんないだ・・・(呆)
どうせ何かあった時、あたしの力は必要だからーとかそんな理由に決まってる
・・・それにお祖母ちゃんがまだ14歳の雪斗とグランディーネの二人だけで旅行へ行かせる訳ない
あたしと同じで何かと勘が鋭いし、ね・・・。
グラン「?お〜い、萌依ー?」
萌依「・・・あたしそういう面倒事に巻き込まれるのは嫌」
グラン「大丈夫。私と雪斗がついてる。」
萌依「・・・」
グラン「それに・・・あんたが雪斗を一人≠ナ行かせる訳はないと思うけどね」
後ろで手を組んだグランディーネがニコっと人をバカにしたような笑みを浮かべる
萌依「・・・あたし今、それよりもちょっとやりたい事があるの」
グラン「何?」
萌依「詮索=v
・・・あたしがそう言うと、隣を歩くグランディーネが眉間に皺を寄せた
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