第19話
[10/10]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
い、電話する。のどかさんも天王寺さんの後を追いかけ行った。
茶の間には俺となごみが取り残された。
「二人とも出ていったね」
「そうだな。なごみの内定祝いは分かるが、俺の帰国を祝う必要ってあるのか?」
「まあ、良いんじゃないかな。母さん達は楽しそうだしね」
なごみが微笑みながら、俺に体を預けて来た。
右肩になごみの頭が当たる。なごみは俺の右腕に抱き付いていた。
「どうした?」
「(悠斗の傍は落ち着くな。やっぱり、私の居場所は悠斗の傍なんだよな)嫌だった?」
上目遣いで俺を見るなごみ。美人にこう言った表情をされると、グッとくるものがあるな。
「別に、構わない。なごみが嫌じゃなければ良いさ」
「うん!」
俺は、ポケットから禁煙パイポを取り出して口に銜え、なごみと一緒に久しぶりにのんびりとした時間を過ごすのだった。
悠斗sideout
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ