第19話
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る。青い丸みを帯びた装甲のヒーローが映し出さた。
『劇場番映画、企業戦士アクアビットマン!ブレイク・ザ・ワールド!世界を越えたコジマ!
あの、テレビアニメ企業戦士アクアビットマンが遂に映画化!
今日はその、企業戦士アクアビットマンの予告フィルムを公開します!』
テレビのアナウンサーが期待の映画情報を話す。 俺は欠伸をしながら、アナウンサーの話を聞く。
『今回の新公開映像をどうぞ!』
アナウンサーから映像が切り替わり、汚れた大地に命を掛けて戦っている人々が映し出される。
『企業戦士アクアビットマン!ブレイク・ザ・ワールド!世界を越えたコジマ!正義の味方アクアビットマン達は、コジマ粒子の生みの親コジマ博士に呼ばれて、ある研究所に集まっていた。そこで、コジマ博士からある装置を装着される。その、装置はコジマリアクター。コジマ粒子に反応して、コジマ粒子の毒性を無効化してくれると言う、ありがたい装着だった。これを装備したアクアビットマン達、企業戦士達はいくら戦っても環境汚染をしなくて済む体に生まれ変わったのだ。
そして、生まれ変わったアクアビットマン達はコジマ博士が完成させた次元連結システムにより、違う世界を救いに行くのであった。』
「メイ。アクアビットマンの劇場番予告だ。少しだけ此方を見させてくれないか?」
「あ!私も見る!私もDVDに焼いて欠かさず見てるのよ!」
悠斗とメイが話すのを止めて、テレビを見る。何時の間にか、有澤隆文社長までノートパソコンを閉じて、テレビ画面を見ていた。機内にテレビの音が響く。
『アクアビットマン達が行った世界は、地球が汚染された世界で僅かに人が暮らせる土地を、奪い合いながら生きる世界だった。代表と呼ばれる地上を制圧している者対レジスタンス。レジスタンスは反抗作戦が失敗して、大損害を被りリーダーを殺害されて、地下へと逃げるしか無かった。それから1年が過ぎた。レジスタンスは最後の戦いを仕掛けるために、大規模な作戦行動を行っていた。シティの防衛部隊と交戦している1体のノーマルACが、敵に囲まれて奮起している時だった。突然空から、企業戦士達が現れたのだ!そして、彼等レジスタンスの新しいリーダーである少女は、時空を越えた企業戦士達に助けを求めた!
助けを求められた以上、正義の味方企業戦士達は黙っちゃいない!シティを牛耳る悪の代表を叩き潰す戦いが今、始まる! 企業戦士アクアビットマン!ブレイク・ザ・ワールド!世界を越えたコジマ!来年春堂々公開予定!』
俺は缶ビールを開けて飲む。ビールの炭酸が弾けて、喉を潤して行く。
(へぇ。こんな映画が有るのか。アクアビットマンは知らないが、なかなか面白そうな内容だな)
缶ビール片手にテレビを見る。チラリと両サイドに眼をやると、社長はお茶
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