第19話
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だが、聞いてみたくはないか?」
「良い考えですか?」
「フランク閣下?どう言った考えなのでしょうか?」
私とマルさんは首を傾げる。父様は自身の満々な表情をしている。
その後、父様の考えを聞いた私とマルさんは、非情に驚く事になるのだった。
クリスsideout
ローディー先生side
ドイツにて有澤社長の雷電の調整を終えた俺達は、GA社が用意した専用のジャンボジェット機に乗って日本を目指している。今は、飛行機のファーストクラスの席に座りのんびり寛いでいる。
右隣に座る有澤隆文社長は、ノートパソコンを使って仕事をしている。何でも、有澤隆文社長じゃないと判断出来ない内容の仕事が来たそうだ。まあ、社長がそもそも戦車に乗って、戦争に出てる時点でおかしいのだが、今さらなので特にツッコむ事は無い。俺は左側の方を見る。1つ席を開けてメイと悠斗がお喋りをしていた。
「ねえ、悠斗」
「うん?なんだい?」
「悠斗は日本に帰って何をするの?」
「春から学生をするんだ」
「え!?悠斗ってまだ学生だったの!?私と同じ位だと思ってたのに!?」
「いや、年は21歳だぞ?学生をするには理由がある。俺が仕えている九鬼家の当主、九鬼帝様より与えられた試練だからだ」
悠斗とメイは楽しそうに話している。悠斗が学生になるとか話ている。
(まさか、リボン付きの死神が日本に戻って学生をするなんてな。良い戦士に学生をさせるとわな。 九鬼帝はどんな人物なのやら)
九鬼家。世界に名高い名門財閥の1つだ。規模で言えば、GAグループ、インテリオル・ユニオングループ、オーメル・サイエンスグループ等の、世界的な企業と肩を並べるほどの企業だ。今や、世界ナンバー1に最も近いとされる財閥だ。
世界経済に最も影響力を持っている企業だ。
そんな、世界規模の企業が抱えている専属侍従隊に属している悠斗の方が遥かに凄い人物なのだ。
(不動悠斗。たった1人で、アメリカ軍に匹敵すると言われた伝説の傭兵。 世界のミリタリーバランスを、容易にひっくり返す事が出来る男か)
チラリとメイと悠斗を見る。メイが悠斗の腕に抱き付いていた。悠斗は苦笑いしながらも、メイを振りほどこうとはしない。
(まあ、見た目はただの優男だが、戦場で身に纏うオーラは半端じゃ無かったしな)
今、思い出しても身の毛がよだつ程だ。殺気だけで人を殺す姿を見ていて感じたのは、今の俺では不動悠斗に勝てないと言う結果だった。
(まあ、味方であれば頼もしいが敵に回せば、決して勝てぬ相手だからな)
本当に敵に回らなくて良かったとな。等と考えながら暇なので、飛行機に設置されている大型テレビの電源を入れる。テレビ画面に映像が映し出され
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