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真剣恋にチート転生者あらわる!?
第19話
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悠斗side




フランク中将の自宅で行われた、俺の送別会は壮大なものだった。たった1日で、フランク中将は国内の有力者を始め諸外国の有力者まで呼び寄せて盛大なダンスパーティーを開いてくれたのだ。流石にやり過ぎだとは思ったが、善意なので黙っていた。フランク中将の自宅がそもそも城だからこそ、ダンスホールやパーティーホールがあるから出来た壮大な送別会と言うなのパーティーだった。クリスのパーティードレス姿を見たときは、流石にお嬢様だなと感心したな。ピンク色のパーティードレスを着た姿は見違える程だったからな。マルギッテは会場内の警備を担当していたから、パーティードレス姿ではなかった。他にも傭兵部隊のヤン中尉は会場の外側警護にあたっていた。セレンだけは何故か黒色のパーティードレスを着て、パーティーに参加していたな。
まあ、俺は蝶ネクタイを着けたパーティースーツを着ていたけどな。
まあ、変わった事はこれと言って無かったな。
パーティーでは、ドイツ軍の上級将校達や有力者達に別れの挨拶をしたりしたな。世話になった猟犬部隊の隊員や傭兵部隊の隊員にも、別れの挨拶は済ませた。リューベックの駐屯基地の隊員達にも別れの挨拶は済ませてある。 俺はフランク中将の自宅で、借りていた部屋で荷物を纏めて部屋を出た。 廊下を歩いて正面玄関に向かう。警備を担当している軍人達が会うたびに敬礼をしてくる。俺も彼等に返礼して歩みを進める。

(思えば、ここに来たのが春だったな。今はもう冬だ。季節が過ぎるのは早いものだな。久しぶりにマルギッテ、クリス、セレンの顔を見れたし、ヤン中尉やカニス、ロイの様な新しい仲間も増えたな)

廊下を歩きながら、様々な事を思い出す。マルギッテとの訓練。セレンとの昼食。クリスとの稽古。フランク中将のマルギッテとクリスを嫁にもらってくれ発言など、様々な事があった。

(久しぶりに最前線に出たら、力の加減に苦労したりしたな)

中東の春作戦では、大暴れしたしたな。また、そこで新たな戦友達に出会う事が出来た。GAのローディー先生。有澤重工社長の有澤隆文社長。俺が助けたメイ・グリンフィールド。傭兵部隊の隊長ヤン中尉。女性大好きロイ。ビックマウスのカニス。重機関銃のエイ。皆とは首都解放の日の宴で酒を酌み交わした。有澤社長とは、温泉の話でかなり盛り上がったのを覚えている。長い廊下を抜けて、正面玄関のドアを開く。外は寒い風が吹いていた。俺は真っ直ぐ歩いて行く。正門にリムジンが停車していた。リムジンの側にはマルギッテが軍服姿で待っていた。
俺はマルギッテの側まで歩いて行く。

「マルギッテか。ご苦労様。見送りか?」

「はい。フランク閣下からの指示です。空港まで送ります。車に乗ってください」

「ありがとう。じゃあ、空港まで乗せてもらうよ」

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