コードギアスR2
0608話
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い訳、すぐに上に報告が行ってこの格納庫の中に戻って来るぞ。それも軍警察か何かを連れてな」
「だろうな。まぁ、見ていろ。……折角だから、残っているガン・ルゥも貰っていくか」
呟き、近くにあるガン・ルゥへと触れて収納と小さく呟く。すると次の瞬間には俺の手が触れていたはずのKMFはその姿をこの世界から消していた。
空間倉庫の中に収納されたのだ。
「なっ!?」
目の前で消えたガン・ルゥに驚愕の目を向ける繁。その様子を横目に、手当たり次第にガン・ルゥを空間倉庫の中へと収納していく。そして30機程のガン・ルゥを空間倉庫の格納し終え、次にロンダンへと目を向け……その前に、繁へと視線を向ける。
視線が合った瞬間にビクリとしたが、俺はそれを無視して指示を出す。
「格納庫の扉をロックして、簡単に開かないようにしておけ。一応念の為だがな」
「……分かった」
唖然としつつも、このまま格納庫を自由に出入り出来るようにしておくのは危険だと理解したのだろう。扉のコンピュータを操作して……
「ああ、そうそう。コンピュータをどうこうするんじゃなくて、物理的に扉を塞いでくれ。KMF辺りを出してきてもそう簡単に入って来られないようにな」
「いや、待て。それじゃあ俺達はどうやってここから脱出するんだ?」
「問題無い、お前も俺の特殊な力を見ただろう? それでどうにでもするさ」
「……分かった。信じても、いいんだな?」
「ああ。俺は星刻の組織に協力しているというのは間違いの無い事実だ」
その言葉で俺を信用したのか……いや、違うな。ここまでやってしまった以上は既に信用するしかないというのが正しいのか。
そんな風に思いつつ、ロンダンへと触れてガン・ルゥと同様に次々と収納し、同時にダーロンダンをも収納していく。
そして……
「おいっ、ここを開けろ! 中で何をしている!? 繁少将!」
格納庫の中に扉を乱暴に叩く音と共に、そんな怒鳴り声が聞こえて来る。
へぇ、もう来たのか。予想していたよりも大分早いな。腐っても首都防衛部隊ってところか。
「お、おいっ! どうするんだ!?」
「問題無い」
呟き、空間倉庫から通信機を取り出してスレイへと通信を送る。
「スレイ、俺だ。準備はどうなっている?」
『問題無い。いつでも作戦行動を開始できる』
「そうか。なら、早速始めてくれ。こっちの目的はほぼ達成した。目標の陸上戦艦も無事に入手したしな。後は、奇襲攻撃に紛れて脱出する」
『了解した。アクセルに言うまでも無い事だが、くれぐれも気を付けてな』
「何だ、俺の心配をしてくれるのか?」
『と、当然だろう。お前はシャドウミラーを率いる立場にいるというのを、きちんと理解しろ!』
「おいっ、イチャつくのは後にして
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