第7話 鉄の森
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
次の日
「す、すいません10代目。腹の調子が治りませんでした」
「すまないが俺もだ。沢田、極限に任せたぞ……」
結局、腹痛が治らなかった2人は留守番となり、ランボも朝からイーピンと遊んでいるのでララバイ回収をするのはツナと山本とクロームになった。
「というわけだ。ツナ、山本、クローム。犯人は頼んだぞ。何か用があれば、ツナのヘッドホンを通じて連絡するからな」
「いや、肝心の犯人は誰なんだよ、リボーン!」
「あぁ、そうだったな。9代目によると犯人は闇ギルド『鉄の森』のカゲヤマという男らしい」
リボーンが顔写真と一緒に説明する。
「カゲヤマ……2人とも知ってる?」
「んー、わかんねぇ」
「私も知らない…」
「ちなみに、俺も初めて聞いた名前だ。だが、ララバイの封印を解いたということから考えて、弱い魔導士じゃないだろうな」
リボーンはツナが入れたコーヒーを飲みながら言う。
「だが、そいつより危ない奴がいる。鉄の森のエース、『死神のエリゴール』だ」
「死神!?」
「暗殺系の依頼ばかり遂行してきた
イかれた野郎だ」
「なるほど、それで死神とか言われてんのな」
山本は納得したようにうんうん、と頷く。
「まぁ、そういうことだ。犯人のカゲヤマっていう奴はバジルが追跡してくれてるからな。途中で合流して鉄の森をやっつけてやれ」
「バジル君が!?……わかった」
バジル。門外顧問組織に所属している1人でツナの友達でもある。
「じゃ、行ってこい。ちなみに電車に遅れたらバジルとは会えないから気をつけろよ。列車出発まで後5分だ。」
「そういうことはもっと早く言えよ!!早く行こう、2人とも!」
「おう!」
「うん」
そう言って3人はそれぞれの荷物を持って家を出て走り出した。
マグノリア駅
「ふぅ、何とか間に合ったよ……」
『ツナ。1番後ろの車両に乗っておけ。そこにバジルは来てくれるはずだ』
ヘッドホンからリボーンの声が聞こえる。
「了解。リボーンが1番後ろの車両に乗っとけだってさ」
そう言って3人は列車に乗り込んだ。
「しゃああぁぁ!燃えてきたぁぁ!」
乗る瞬間に聞こえた叫び声を聞かなかった事にして。
「……そういえばどの駅でバジル君は乗ってくるのかな?」
「さぁ?俺にはわかんねぇ」
「うん。私はバジルって人と全然喋った事もないから……」
「そっか、それもそうだよね」
あはは、とツナは笑う。
「あ、昨日から気になってたんだけどエバルーの依頼どうだったの?確か200万まで報酬が増えたんだよね?」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ