第7話 鉄の森
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ってきた。なのに、その誰もがツナ達の存在に気づいていない。
「そういえば……どうしてだ?」
「ボス……私が」
クロームが控えめに手を上げて言う。
「私が霧の幻覚であの人達に私達の姿を見えないようにした」
「そうか!その手があったんだ」
ツナは納得したように手のひらを打つ。
「流石はクローム殿の幻術ですね。これだったら拙者達も気づかれません」
「うん。このままあいつらの様子を見よう」
エリゴールの隣でしばらく様子を見ているとエリゴールがいきなりカゲヤマの両耳を斬った。
「何!?」
「あいつ…自分の仲間を……」
『妖精なんかに感づかれたところでこの計画は止められやしないでしょうがっ!』
『当たり前だ。しかし邪魔はされたくねぇ。わかるな?』
「この計画……?」
「とは一体なんでしょうか?」
「どうにかして知る方法があれはいいんだけどなっ」
男子3人がうーん、と呟きながら悩む。
「クローム、何かいい案ない?」
考えが思いつかなかったツナはクロームの方に向く。
「えっ?…………思いつかない」
「だよなー。何かいい方法……」
ツナの言葉が途切れる。そして、クロームをもう一度見た。
「ねぇ、3人共。ちょっといいかな?」
オシバナ駅
「急げ!ホームはこっちだ」
グレイがそう叫ぶ。エルザ、グレイ、ハッピー、ルーシィとルーシィに背負われてるナツはオシバナ駅のホームへ走る。
「やはり来たな、妖精の尻尾」
そこで待っていたのはエリゴールと鉄の森のメンバーだった。
「な……なに、この数……」
「貴様がエリゴールだな」
エルザがエリゴールを睨みつける。
「貴様らの目的は何だ?返答次第ではただでは済まんぞ」
「遊びてぇんだよ。仕事も無ェしヒマはもんでよォ」
そう言ってエリゴールは空を飛ぶ。そして、エリゴールは駅のスピーカーの方へ飛んで行きそれをコツンと叩いた。
「ララバイを放送するつもりか!?」
「ええ!?」
「なんだと!?」
ルーシィとグレイ驚く。そんな様子を見たエリゴールが楽しそうに笑う。
「この駅の周辺には何百………何千もの野次馬共が集まってる。いや…音量を上げれば街中に響くかな……死のメロディが」
「大量無差別殺人だと!?」
「これは粛清なのだ。権利を奪われた者の存在を知らずに権利を掲げ生活を保全している愚か者ども『エリゴールさん。それ本当なんですか?』!!?」
エリゴールが驚き下を見る。見ると鉄の森のメンバーの1人がエリゴールに呼びかけた。
「何?」
「だってそうでしょ。エリゴールさん
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