合宿編
十五話
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墜出来る時に撃墜する、ということ。
「だから協力し合ってちょうだい。どう戦うかは二人に任せるけど――――間違っても足の引っ張り合いなんてしないように」
「……へい」
「……はい」
じゃあ確りと話し合うように、とティアナは締め括り、軽く朝練をしに離れて行った。
二人はティアナを見送ると、顔を合わせて言った。
「……どうすりゃいんだ?」
「……どうしましょうか?」
◆ ◇ ◆
「じゃあ均衡が崩れるまではマッチアップ相手に集中。アレクとアインハルトは特にね」
「へい」
「はい」
セットアップを済ませ、CGということもあり軽いミーティングで音頭を取るティアナに、其々了解と頷いた。
後は開始の合図を待つだけとなり、アインハルトは隣に立つアレクを盗み見る。
以前身に着けた武具は無く、手甲代わりにバンテージを巻いているだけで髪も縛ってないが、紛れもなく彼の末裔だ。
まさか、並び立って戦う事があろうとは……。アインハルトになんとも言えない気持ちが湧き起こる。
『それでは、皆元気に……試合開始〜!』
モニタされたメガーヌの後ろで、ガリューが銅鑼を鳴らす。
最初に飛び出たのは突破力あるアタッカー。
ウイングロード!
エアライナー!
青と黄の軌跡が道を模り、次いで射砲支援が飛び始める。
ティアナと同じくCGであるなのはの射砲支援とぶつかり潰し合う中、アレクとアインハルトは黄の道を並走する。
「ではアレクさん」
「一先ず俺がリお嬢でお前はヴィヴィお嬢、だろ?」
「はい、お願いします」
アレクはスパーだけだが多少の癖を知るリオと、アインハルトは試合をした事もあるヴィヴィオと、マッチアップは先ず同ポジションで組むことにした。
その際にお互いが離れ過ぎず、近寄り過ぎずを保ち勝機を狙う。
ディバインバスター!
先制の高速砲をお互いの拳をぶつけて飛び躱し、アインハルトはそのままヴィヴィオへ、アレクは飛来するバレットを覇気を点した拳で叩き落しながらリオへ一直線に駆け抜ける。
だが、アレクが中距離に差し掛かったところで、リオは一気に突撃した。
雷神装!
変換資質を用い一瞬で距離を潰すような加速に伴いアレクへ向かうリオは、そのまま勢いを乗せた鋭い蹴りを飛び放つ。
轟雷砲!
対しアレクは迫る蹴りを突き破る様に、踏み出た震脚と共に鉄山靠を突き出す。
覇皇剛衝殻!
脚と肩の轟打。打ち勝ったのはアレク、両足が地に着いていた故に押し勝った。
アレクは防御に転じたリオに拳打を数発撃ち、双掌打を放ち、もう一度鉄山靠を叩き込む。更に魔力付与を施した鉄山靠を放ち、リオのLIFEを2800から1450まで減らし
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