万殺の毒蛇姫
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ってコカビエルが女の子の籠手から出した毒で動けない所を殴ってコカビエルが毒で悶え苦しんでいる。
そして女の子が苦しみ続けるコカビエルに止めを刺そうとした時。
「死んで」
「それは待ってくれないかな」
白い鎧を纏った奴が現れた、でも一目見れば分かるコイツはヤバいコカビエルより遥かにヤバい。
「嫌よ、コイツを殺してママに褒めてもらうんだから」
「なら仕方ない」
おいおい流石にあの子でもアイツはヤバいだろう、そう思っても俺達は動けないでいた、コカビエルに敵わない俺達がコカビエルよりヤバそうな奴に勝てる筈が無い。
睨みあっている2人がいざ戦おうとしたら白い鎧の前を紐の様な物が通り地面に抉った。
「私の娘に何しようとしてるのかしら?白龍皇」
「ママ!!」
部長と同じ紅色の髪をなびかせながら赤と黒を基調とした鎧と服をまとって片手に機械的な鞭を、周りには変な赤い紋様が描かれた黒い細長の機械版が浮かべているリーネさんが現れた。女の子はリーネさん向かって走り飛びついた、と言うかママ!?リーネさんがあの子のママ!?それに白龍皇!?じゃあアイツがドライグが言ってた俺の宿敵!?
「噂に聞く魔導都市の大公か、随分と過保護だね」
「お腹を痛めて産んだ子の1人ですもの、もっとも戦う事しか能の無い殿方に理解されるとも思っていませんが、それで貴男が此処に来た理由は何?今代の赤龍帝?」
「いや、今回はコカビエルを回収に来ただけなんだ」
「なら持って行きなさい、ヨルムの毒で長くないだろうけど」
「解毒剤は無いのかい?」
「有っても譲ると思っているの?」
「死なれると困るのだけど」
「それはそっちの事情でしょ、あまり我儘を言うようないけない子にはお仕置きが必要かしら?」
バシィと手に持った鞭をしならせる。
「いや止めておこう、今回はコカビエルの回収が目的だからね。だが俺個人としては貴方にひいてはエネルゲイヤに興味が有る、エネルゲイヤの強者共にね」
そう言って白龍皇は去って行こうとすると。
『無視か白いの』
俺の籠手から最近ようやく聞き慣れた声がした。
『起きていたのか、赤いの』
白龍皇の方からも声が聞こえる。
『折角出会ったというのにこの様な状況ではな・・・』
『偶にはいいさ、いずれ戦う運命だからな。こういう事も有る』
『・・・そうだな。だが白いの、以前の様な敵意が伝わって来ないが?』
『それは赤いの、お前も同じだろう。そちらも今までと段違いに敵意が低いぞ』
『お互い、戦い以外の興味対象があると言う事か』
「そう言う事だ。こちらはしばらく独自に楽しませて貰うよ。偶には悪くないだろう?また会おう、ドライグ」
『それもまた一興か。じゃあな、アルビオン』
「それじゃあね、リーネ・グレモリー」
「ええ
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