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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第344話】
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一人でごちる。

 ……念のため入れておくか、あのでかさなら盾にもなりそうだし。

 少し迷いはあったが、対艦刀を後付装備として収納すると、また別の武器の項目を見始める。

 ――と、ここで変わった武器を見つけた。

 チェーンの付いた棘付きハンマー――俗に言うチェーンハンマーと呼ばれる類いの物だ。

 攻撃自体は単調ながらも、質量によって相手を叩き伏せる浪漫武装と説明が――。

 デモムービーにはアメリカの主力戦車、エイブラムスがそのハンマーでボコボコに潰されていて、鉄の塊へと変わっていく姿が映し出されている。

 ――が、これも扱いにくいらしく、ハンマーに振り回されてるテストパイロットの姿も映し出されていた。

 ……何となくこれも入れるか、これも絶対防御を突破しないリミッターが付けられてる様だから必要以上に生身にダメージは与えなさそうだし。

 まあ人間に使えばミンチよろしく状態だろ……肉、食えなくなるから見たくないが。

 とりあえず後付装備に収納――と、残り容量的に見ても後一つでいっぱいになるらしく、今度は射撃武器を選び始めた。

 射撃武器に関しても様々なタイプが有り、ハンドガン、マシンガン、アサルトライフル、マークスマンカービンやミサイルランチャー、ロケット、ショットガン――変わったのでいくとブーメランやチャクラム、昔の武器ならクロスボウや弓など多種多様に揃っていた。

 ――これはこれで、何を選べば良いのか悩むところだ。

 ……と、ふと特殊武器項目に目が止まり、何と無く開いてみる。


「……え? でかい手だな……」


 明らかに射撃武器には見えない巨大な手をした武装――解説を見ると、どうやらロケットパンチに憧れて作ってみましたという解説が。

 ついでに流れるデモムービーも、テストを行う女の子が微妙そうな表情を浮かべながら腕部装甲の上に嵌めたロケットパンチを放っていた。

 巨大な拳が目標に当たると、大きく吹き飛ばしたがその拳はISの元に帰ってくる事はなく、星空の彼方へと消えていった――ダメじゃん。

 何の経緯でIS学園にこの武装が来たのかわからないが――やはり、IS学園はIS専門の高等学校故にいつか陽の目を見るかもしれないと思って納品したのかもしれない……この会社は。

 ――まあ知られざるストーリーに関しては俺は当人じゃないからわからないが……うーん……試しに使ってみようかな――一発ネタ的に。

 さして面白い訳ではないかもしれないが、この巨大な拳二基を収納すると、これ以上は収納不可という文字が画面いっぱいに出た――と、ここで今まで黙っていた雅から。


『しゅ、主君……い、幾らなんでもこの武装達は使いにくいのではないか? 対艦刀もその長大さ
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