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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
18 引越〜I should not do unfamiliar thing,but I should do that.
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ったらまた焦げるわよ。日傘を持っていきなさい」
そうだった。つくづく自覚がないよなぁ。
俺は黒い日傘をさし、パチュリーを追って紅魔館に向かった。
パチュリーを追いかけて紅魔館に入り、図書館の目の前に来た。だが、扉は俺を拒むように硬く閉ざされていた。
「パチュリー〜開けてくれよー〜」
ドンドンと扉を叩くも返事がない。
「あれはええっと何て言うかただ単に気になって口を拭いてただけなんだよー〜決してレミリアにやましい気持ちがあった訳じゃないんだぁぁぁ!」
最後の方は絶叫するように叫んでしまったが本心をわかってほしいからこその心の叫びだ。俺はパチュリーが一番なんだよー!わかってくれー…ってこの気持ちを言えばいいのか。
「俺はパチュリーが一番なんだよー!」
すると扉越しにパチュリーの弱々しい声が聞こえた。
『ほ、本当に……?』
「本当だよ!あ、あ、愛してるぜぃ!」
なにかとパチュリーに向かって愛してるなんて言うのは初めてだ。俺の声は多少震えていた。
俺が羞恥を覚えながら告白するとバタン!と勢いよく扉が開かれ「がふっ!」扉が勢いよく俺に当たった。
俺はしりもちをついて扉から出てきたパチュリーを見上げた。
パチュリーの顔は赤く、手で擦ったのか目が腫れて未だに涙が溜まっている。
「本当…?へ…きゃ!」
俺はガバッとパチュリー抱きついて耳元でぼそぼそと囁いた。
女の人は心理的にこれに弱い。電話とかイヤホンとかでも耳元に低くて響く囁き声を聞くとゾクゾクとして快感を覚えるらしい。……あまり悪用するなよ?
「本当だよ。俺はパチュリーの事が好きだし一番大切だ。俺の中でパチュリーは一番だよ」ボソボソ
「はぁっ…ん…あっ…」
くすぐったいのかパチュリーは俺の腕の中でさらに顔を赤くして悶えた。そして俺が囁き終わるとパチュリーはギュット俺を抱き締め返し甘えるような声で言った。
「わ、私も明希の事が…す…好き…」
「うん、わかってる」
「ば、ばか……」
そのまま俺達は小一時間抱き締めあった。
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おまけっ!そのさん
「お嬢様〜またあの二人抱き合ってますよ〜見てるこっちが恥ずかしいです…」
「慣れなさい…この先嫌になるほど沢山見ることになるわ…」
「もう、明希ったら引っ越し作業を忘れてまだ抱き合ってるの?」
「あ、明希様のお母様。荷物を運んで来たのですか?でしたら私が持ちます」
「あらありがとう。……様?」
「あ、明希様はお嬢様の眷属みたいなものですしお客様ですよね?ですから様を付けたのですが…」
「美鈴の馬鹿丁寧な口調は治らないわ。
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