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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
18 引越〜I should not do unfamiliar thing,but I should do that.
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救急箱には赤色で十字架が描かれていた。それを見た俺は吸血鬼の弱点を三つも突かれたせいで気絶した。
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「ごめんなさいね明希」

吸血鬼の弱点で没した俺だがものの数分で復活した。

「いやいや、吸血鬼になった自覚が足りない俺が悪いんだよ」
「そうよ。もっと自覚を持ちなさい」

声がした方向を向くと、俺とは違い日傘をさしてレミリアが玄関の前に立っていた。が、それっきり動こうとしない。

「何やってるの?入れば?」
「吸血鬼はね、初めて訪れる建物には中から招かれないかぎり入れないのよ」

あ、そっか。吸血鬼って色々制約があって不便なところがあるよね…

「そっか。…よおこそいらっしゃいました。どうぞ中へお入りください」
「お招きくださり感謝するわ」

レミリアはそう言って家の中に入った。意外と不便だなぁ。って俺も吸血鬼か。

「貴方も吸血鬼なのだから気を付けなさいね」
「うぅ、わかってるよ…」

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お昼時。昼飯は肉なんてことはなく、パスタだった。しばらくの間は肉は食べたくないかも……。

「パスタにニンニクが入っているってオチはないよね?」
「そ、そんなわけ無いじゃない」

俺の質問に狼狽しているところを見るとうっかり入れようとしてたな母さん…。……やっぱ迷惑かけるよなぁ。因みに父さんは仕事で今はいない。

「ところで何でレミリアはこの時間起きてるの?」

俺は一緒にパスタをちゅるちゅると食べているレミリアに聞いた。吸血鬼は夜行性だから今の時間は寝てるはずだけど…

「引っ越しの音で目が覚めてしまったのよ。と言うより貴方も吸血鬼でしょうに」

あ、そうかそりゃすまないことをしたね。それにそうだよね俺も吸血鬼だった……

「そうだよね」
「ま、皮肉にも時間は永遠にもあるからそのうち慣れるわ」

そういうレミリアの口元にパスタの汚れがついているのに気が付いて、俺はつい口元を拭いてしまった。

「口についてる」ゴシゴシ
「あ、うー…。そ、それくらい自分で出来るわよ…」
「明希ー。いるー……」

レミリアの口を拭いている最中にパチュリーが来てしまった。
今の状況を見てパチュリーは持っていた荷物をドサッっと落として飛び去ってしまった。

「ちょ、ちょっとこれは誤解だってー!」
「まだまだ青いわね。この程度の事が浮気に見えるなんて」
「そうはいってられないよ!追いかけてくる!」

俺はパチュリーを追いかけようとしたが後ろからガシッとレミリアに掴まれた。why?

「そのまま行
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