12間奏ーrhapsody(狂詩曲)
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もその前に…」
「ついでだ♪自分も殺しちゃおう♪そうすればここの事も忘れられる。」
ザク。
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「んで『俺』がなくなり『僕』が生まれた。そして暗闇から抜け出し、今までの事…友達関係も綺麗に忘れ、その地方から転校した。って訳だ。」
俺はため息混じりに答えた。
「んじゃなんで今スノーの死んだ人格が出て来たんだ?」
キリトが尋ねる。
「ん?じゃあキリト聞くけど闇を完璧に消すことは出来るか?」
「…」
キリトは黙ってしまった。そりゃそうだ。
「できないよな。闇はどうしても光があると残るんだよ。『僕』という光を作っても『俺』という闇は残る。だからお前らの名前も関係も知っているんだ。」
俺は一つ間をおく。
「んで『俺』という闇は普通は干渉できないんだが、ソードアート・オンラインでの…簡単に命が散る姿を見て大きくなっていった。そして最後にクラディールの殺人を見て完璧に光…『僕』が消えてしまった訳だ。」
「んじゃ今まで知ってたスノーにはもう会えないの?」
アスナが震えながら尋ねる。
「いや?俺は助っ人要員だからね。『僕』は今大切な物を取り戻してるからな。それを取り戻したら『僕』は戻ってくるぜ。」
「「大切な物…?」」
キリトとアスナは声を揃えた。仲いいな。
「ああ、それを見つけるために足掻いてるからさ!届くまで足掻いて♪てさ!」
俺はあいつのマネして話す。
「じゃあまた会おうぜ!次は『僕』でね!…転移…」
転移結晶を割り僕は転移する。
さて、早く戻ってこいよ?
『僕』
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