12間奏ーrhapsody(狂詩曲)
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
まま取っ組みあって…詩乃が突き飛ばされた。詩乃は口から血を出していた。しかし彼女の手に持つ物は…
詩乃が銃を男に向けーーー撃った。
弾丸は見事男の腹に当たった。しかし銃の撃った衝撃で詩乃は床に強く頭を打ち気絶している。
「この…ガキィ…」
男は気絶している詩乃から銃を奪いとり銃を向けた。
俺は何にもやらないのか?このまま詩乃が殺されるのを見るだけなのか?
俺は…
ふとポケットの中に硬い感触があった。さっき荷物のガムテープを切るために用意した大きなハサミがポケットにあった。
俺は何にも考えずに男に走って行った。右手にはハサミそれを右腹に突き刺す。
「ぐふ…」
男の血が体にかかる。ハサミで刺した俺をみて俺に銃を撃とうとするが…
「死ねよ??動くなよ!」
もう一度腹にハサミを突き刺す。もう一度もう一度もう一度…
一体何回刺したのだろうか…気づくと俺は倒れた男にまたがり何十ヶ所も差していた。その男が死んでいる…そう考えて意識を手放した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「意識を手放していても意識はあった…まあ、簡単に言うと夢見てる感じかな…」
俺はアスナとキリトに話す。まあ、やっぱり詩乃の名前はこいつらに出さない方がいいだろう。
「それで…なんで今の一人称や雰囲気が違うんだ…?」
キリトが尋ねてきた。
「それは簡単さ、…俺は夢の中で人格を作り昔の人格を殺した。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「…人殺しをしてしまった。…これで俺は人殺し…ははは!あははははは??」
笑いながら暗い暗い闇の中でそんなことを考えていた。意識を手放した直後、目覚めたらここにいた。俺はこう思った。きっと神様が与えた地獄なのだろう。そう考えた。
これが俺の罰…暗闇にいることが?嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
俺は狂った様に考えた。…ふと、素晴らしい考えが浮かんだ。この暗闇から抜け出せる方法。
「俺はもういてはいけない…でも俺、いや僕は…」
な〜んだ。簡単じゃないか?俺がいるから抜け出せないんだ。僕が代わりに出ればいいんだ♪
俺ともう一人の自分が出来上がる。その僕が出来上がると
「安心して?僕はここから抜け出すからさ?で
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ