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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第343話】
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「ん? 今打鉄の改良中だな」

「へ? ……あんた、確か村雲――」

「村雲は今度転入する子に譲ったんだよ。 だから代わりの機体を現在改修中って訳」

「な、何で譲ったのよ!? も、もしかして……政府の圧力? だったら、アタシが殴り込んで――」

「お、落ち着けって。 日本政府の圧力じゃなく、その子に必要だったから譲ったんだよ。 俺の意思だから気にするなって、な?」


 そう説明するも、どこか納得してない感じの鈴音。


「……あ、あんたが良いならいいけど……むぅ」

「良いんだよ、俺より使いこなすんだから。 機体に愛着がない訳じゃないが、専用機が無いからって俺が変わる訳じゃない、そうだろ?」

「そ、そうだけどさ。 ……はぁっ、まあいっか。 あんまり気にしても仕方ないわよね」


 そう言ってまたフライドポテトを摘まんで食べる鈴音――てか俺より食べてるぞ、お前。

 ――これがフライドポテトの魔力か、ファーストフードでも頼めば皆がひょいひょいっと食べていくし。

 そう思い、最後のポテトを摘まんで皿は綺麗になった。

 ご飯を一気に口に流し込み咀嚼――米も炊きたてだからかなり美味しい。

 まさしくご飯は愛のエネルギーって奴だな。


「ふぅ、食べた食べた」

「アンタにしては今日は少な目じゃないの?」

「ん? まぁな……カロリーあまり消費してないし、ISの授業や体育ある時は別だけどな」


 コップに水を注ぎ、ゆっくり飲み干す。

 喉に伝わる水の清涼感が心地好く、もう一杯水をコップに注いで一口飲む。


「……アタシもあんたみたいに気兼ねなく食べれたらなぁ……。 油断しちゃうとすぐにお腹についちゃうし、肝心な所には全然いかないし……はぁ……」


 ため息が足元へと落ち、おもむろに鈴音は自身の乳房を触り始めた。

 思わず噎せそうになりつつ、俺は――。


「お、おいっ! 俺が居るんだから!」

「…………!? な、何見てんのよ! アンタ!!」


「ば、馬鹿! お前が急にするからだろ!? ……ったく、別に鈴音、気にする事ないぞ?」

「へ……?」

「胸の話、お前がコンプレックス抱いてるのは知ってる。 俺自身も好きか嫌いかだと好きだが、あんまり拘らないからな」

「…………そうなの?」

「あぁ。 まあ俺の意見言っても鈴音からしたらどうでもいいかもしれないが、少なくとも俺は気にしないさ、これが」


 そう言ってまた一口飲む――まあ胸が大きければ揉み応えはありそうだが、それだけだし。

 実際小さくても胸はあるんだからな……ラウラも鈴音も。


「ふ、ふぅん? ……それならいいけど……」

「あ
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