第3章
月光校庭のエクスカリバー
第58話 不穏な気配再びです!
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の話〜?」
「兵藤とアーシアが付き合ってるかって話なんだけどさ〜」
「……む」
桐生の話を聞き、途端にムスっとしだす鶇。
「だってさ、アイツとアーシアって、いっつもくっついているし、何よりも、アーシアってアイツの事が…ムグッ!…」
「ああぁぁぁっ!!桐生さん、やめてくださいぃぃっ!!」
顔を真っ赤にしたアーシアが桐生の口を手で塞ぎ、言葉を遮った。
『うぅぅぅぅっ!!アイツばかりが!!』
松田と元浜が号泣しながら慟哭していた。
俺は今、旧校舎にある部室でシャワーを浴び、腰にタオルを巻いた状態でソファーに座っていた。
ガチャ。
「お待たせしました」
扉を開けて入ってきたのは、髪をおろし、白装束を着た朱乃さんだった。
「……きゅ、急にスミマセンね朱乃さん…」
急に呼び出してしまって申し訳なく思う。
「うふふ、イッセー君のせいじゃありませんわ。さあ、始めますわよ?」
「お、お願いします…」
俺は左腕を前に出すが、ついつい朱乃さんの格好を凝視してしまっていた。
「どうしたんですか?」
「い、いえ!ふ、服が…」
着ている白装束が濡れていて、思いっきり肌が透けて見えていた!
って言うか、下着を着けていない!
「ああ、儀式の為に水を浴びてきただけですわ。今日は急でしたのでちゃんと体を拭く時間がなくて。ごめんなさいね」
「い、いえ!問題ありません!むしろ得した気分…ああいや、気にしないでください!…」
「うふふ」
朱乃さんは微笑むと俺の左手を手に取る。
「イッセー君のドラゴンになった腕は思いの外気が強くて、魔力で形を変えただけでは一時的にしか効果がありませんでした。そこで、直接指から気を吸いだす事で溜まった物を抜き出しませんと…」
「……うあっ!…」
朱乃さんに指を吸われ、その感触に思わず声が出てしまった!
微動だにできず、吸引による快楽に身を任せてしまっていた。
ちなみにこの行いは部長にもしてもらっていたりする。
腕がドラゴンになってしまったが、部長を助けられた上、今後もお二人にこんな事をしてもらえるのだから、まさに一石二鳥だぜ!
「……ぷはぁ…ドラゴンの気は抜きました。これでしばらくは大丈夫ですわ」
「………あぁ、ありがとうございました……」
俺は快楽の余韻でグタッとしてしまっていた。
「……フェニックスの一戦…」
「フェニックス?」
ライザーとのゲームの事を何で今?
「倒れても倒れても立ち向かって行くイッセーは、本当に男らしかったですわ。そして、婚約パーティーに乗り込んで部長を救うだなんて、それも不死身と言われたフェニックスを打ち倒してまで。あんな素敵な戦いを演じる殿方を見たら、私も感じてしまいますわ」
「うひぃぃ!」
指で胸元をなぞられて、また声を出してしまった。
「……これ
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