コードギアスR2
0607話
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るにはあるのだ。俺がSEED世界のアラスカ基地から盗んだ輸送艦とかが一応。だがそれらはMSで数機、それよりも遥かに小さいKMFでも、1隻に10機前後積み込めるかどうかだろう。さらにガン・ルゥが主戦力である以上は空挺降下のような真似が出来る訳も無く……かといって、シロガネに関しては改修に手間取っているので決起の時には間に合うかどうかが正直微妙だ。
そうなると、やはりライノセラスのような地上戦艦が必要になってくる訳だ。そして中華連邦には標準的な地上戦艦のロンダンと、旗艦として使われる大型の地上戦艦ダーロンダンの2種類がある。
……まぁ、性能的に考えるとOGs世界のライノセラスとは比べものにならない程に低いし、更には現在のブリタニアにはアヴァロンを始めとする空中戦艦の類もある。それらを考えると力不足ではあるのだが、かと言ってイスルギ重工辺りにライノセラスを頼むのも難しい。
何しろライノセラスは非常に巨大だ。そうなると当然建設すると当然目立つ。ケネス辺りにイスルギ重工に対する攻撃材料……否、口撃材料を与える事になるし、何よりも今日頼んで明日すぐに完成する訳でも無い。在庫があればそれを買い取ればいいんだが……DC残党やらノイエDC辺りが象徴的な意味合いとして使ってるらしいしな。
「ん? あそこだな」
歩いていて見えてきた店に、思わず呟く。そこは星刻の部下との待ち合わせをしている場所だ。ロンダンやダーロンダンがどこにあるのかを調べて貰っている訳だが……
「おい、そろそろ機嫌を直せよ」
どこかツンとした顔で、俺の方へと意地でも視線を向けてこないようにしているスレイへと声を掛ける。
「ふんっ、別に私は怒ってなどいない。そもそも何故私が怒る必要がある?」
「……まぁ、確かに」
敢えて言うとするなら、俺と恋人と間違われたのがそれ程不快だったのか?
まぁ、スレイはブラコンで今までフィリオ一筋といっても良かっただけに、俺やレモン、コーネリア、マリューとの関係に対して良い感情を抱いていないのは知ってるが。
「なら、せめて普通にしていろ、普通に。お前みたいな美人が不機嫌そうにして俺の隣を歩いているといらない注目を受けるだろ」
「び、美人!?」
「ん? ああ。お前は美人だろう? スタイルも鍛えているせいか文句無しだし」
「ばっ、ばばば、馬鹿な事を言うな!? 思ってもいないくせに!」
再び顔を真っ赤に染めて怒り出すスレイだったが、これ以上相手にして騒がれてもいらない注目を受けるだけだと判断して、そのまま強引に驚く程細い腰を抱いて目的の店へと向かう。
「どこを触っているアクセルお前は!?」
混乱の為か、息継ぎも無しで騒ぎつつ腕の中でジタバタと暴れているスレイの腰を抱きかかえ、俺は目標の店の中へと入っ
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