第三十四話『思うが故に』
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「まあいい、システムの研究続行だ。政府とてこの施設を認知することはまず不可能……」
その時、耳をつんざくような音が男の襲う。緊急時に発令するサイレンだ。
「なんだ!何が起きている!」
「施設上空に所属不明の浮遊物体が施設に攻撃しているようです!」
「なにぃ!?」
男はすぐにモニターを見ようとするが、外部のカメラは既に破壊され状況が掴めない。
「どういうことだ!!防衛装置は!」
「ダメです!第三、第四装置も破壊!っ!?ぐわぁぁ!!!!」
「なっ!?ぎゃあああああ!!!!」
天井が崩れ、二人の男は下敷きとなる。天井が崩れたことにより空が見え、月の光が施設に差し込んだ。
「な、なにがぁ……!?」
意識が途切れるなか、男は目にする。月の光よりも更に輝く、その光に。
「て、『天輪』が何故っ……!」
その言葉を最後に男は意識を閉ざした。そして天に瞬く輝きは何処かへと飛び去っていった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ