第四十二話
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スの順ね。木乃香のはあまり飲みたいとは思わないけど」
「なぜかのう」
「濃い上に微妙に神聖みたいで相性が悪いのよ。零樹はお父様に似ているせいか神聖への抵抗力が有るからちょうど良い位の刺激らしいわね」
「ふむ」
そんな雑談をしていると予鈴のチャイムが鳴った。
「それじゃあ、新学年になってから行動に移るから今のうちから噂を流布しときなさいよ。『読むだけで賢くなる魔法の本』とか『成績の悪いクラスは解散』とか『よっぽど成績の悪い人は小学校からやり直し』みたいにね。引っかかるバカはあの野菜位でしょうけど」
「ぐっ」
「前金は要らないわ。ただし報酬はちゃんと用意しておきなさいよ」
side out
side レイト
「さて、期末テストまで残り1週間を切っているんだがちゃんと勉強をしているか」
何人かが顔を反らす。バカレンジャーにチア部、鳴滝姉妹か。
「今顔を反らした奴らは特別課題を明日渡すからテストまでにちゃんとやってくる様に。連絡は以上だ。何かいう事が有る者は居るか?」
「はいは〜い、トトカルチョ今日から受け付けるからよろしく〜」
「朝倉、いつも通りに300ぶち込んどけ」
「天流先生が2-Aに300っと」
「あの、天流先生トトカルチョってなんですか」
「スプリングフィールド先生は初めてか。ふむ簡単に説明するとこの学園ではテストごとにクラス平均が発表されて順位が決められる。それでどこが1位かを当てる公認の賭博が行なわれている」
「賭博!?」
「公認だと言っただろう。先生方も参加されているしお金ではなく食券を賭けているから法律的にもグレーゾーンだ」
どうせ麻帆良は治外法権だから法律なんて有って無い様なものだ。
「そ、そうなんですか」
「ああ、そうだ。最もこの学園だからこそ有るだけで他の所では絶対にないがな。まあ軽い気持ちで参加してみるのも良いんじゃないか」
「そうですね。えっと食券って一枚いくらなんですか?」
「おっ、ネギ君も参加ね。一枚500円だよ」
「500円、あれ、今天流先生300枚って」
「15万だな」
「15万ってそんなに使って大丈夫なんですか!?」
「はっはっは、給料の半分だ」
『『『ええええええええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜』』』
身内であるリーネ達を除いた全員の叫び声が上がる。
「何、それだけでお前達が少しでもやる気を見せてくれるなら安いものだ」
実際、蓄えと比べれば塵の様な額だしな。必要なら魔法具を1個売れば余裕で取り返せる。
「ちょっと待って、じゃあ先生って
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