第四十話
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side レイト
ネギが授業をやり始めた週の土曜日、オレは仲の良い魔法先生達と一緒に魔法使い専用のバーに来ていた。とりあえず全員で酒をグラス1杯を飲み干してから雑談に入るのがオレたちの中での暗黙の了解になっている。
なんせほとんど酒を飲まずに話し続けるだけだからマスターに睨まれた事が多々あるからだ。オレは酒は好きな方だが飲むときはキティと一緒に飲むし、倉庫に熟成された酒が大量にあるので外で飲む事などあまり無い。と言うよりあまり旨いと感じないので飲まないのだ。だからオレが頼むのは一番高い酒をグラス1杯だけだ。後はおつまみを少し頼む位だ。他の面子は恐ろしい程酒に弱いのでやっぱりグラス1杯の酒とおつまみ。
それで2時間位話し込むもんだから睨まれて当然だな。
話している内容?
え〜っと、その、あれだあれ。まあ、色々とアレなものだ。
ちゃんと話せって?分かったよ。話せば良いんだろう。簡単に話せばオレが新しく開発した魔法やら魔法具の元になっているものについての個人的な意見を交換しているんだよ。
閑話休題
いつもなら新しい魔法や魔法具に関しての意見交換が始まるのだが今日は違った。
「もう、麻帆良滅ぼして良いよね?」
『いやいやいやいや、ちょっと落ち着こうか』
落ち着いてるよ。ちゃんと結界とか張って他の人にこの話が聞こえない様にしたりしてるんだから。
「いや、だってね学園長が調子に乗ってるからさ。直接会っていないエヴァと零樹以外が今にも暴走しそうなんだもん。正直な所、麻帆良を滅ぼしてもオレにデメリットがほとんど無いしさ。精々賞金が上がる程度だろ、それ位なら身内で一暴れしてアリアドネーで隠居しよっかな〜、って意見が上がってるんだよ。もちろんアリスも賛成している」
「だからって滅ぼすのはさすがに」
「大丈夫だって、一般人には一切手を出さないし裏の関係者は再起不能にして、霊脈を弄って霊地として使えない様に、というより周りに拡散させる様にして世界樹は……魔法世界の方に持ち込むか、そうすれば良い事尽くめだな」
「それだと魔法教会は極東の拠点を失う事になるんですが」
「関西呪術協会に協力を仰げば良いだろうが。条件次第で同盟を組むと何回も言ってるんだがな、学園長が素直に首を縦に振らんから冷戦状態になってるんだぞ。関西呪術協会と全面戦争になったらオレが手を出さなくても確実に関東魔法教会は負けるからな。仮面ライダーも使用不能にするからな」
「高畑先生がカブトを使えば何とかなると思ったんですけどねぇ」
「クロックアップの術式は木乃葉が使えるから五分だぞ。そんでもって使わせないから圧倒的に不利だぞ」
「木乃葉というと関西呪術協会の長の」
「嫁さ
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